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これで安心!生後間もない子猫を突然保護した時の注意点や世話の対処法を徹底解説!

読了までの目安時間:約 33分

生後間もない産まれ立ての子猫世話

 

 

近所の野良猫が子猫を産んだけれど、子猫を置いて母猫がどこかにいなくなってしまったなどで、生後間もない子猫を突然、保護することになるときもあります。

 

中には、子猫の育て方を知らないのに、世話をする人が自分しかいなくて困っている人もいることでしょう。

 

 

ここでは、産まれたばかりの子猫を保護したときにすべきこと、注意すべきこと、お世話の仕方まで詳しく解説します。

 

子猫用のミルクや授乳グッズがすぐに手に入らないときの代用品になる物もご紹介しますので、「今さっき子猫を保護したのだけど」と言う人にも役立つと思います。

 

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まずは他のペットや人に移る病気に注意

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屋外に置かれていた子猫はノミやダニ、寄生虫など、他のペットや人に移る病原体を持っている可能性が高いです。

 

子猫の命に関わる場合もあるので、子猫を保護したときはなるべく早く獣医師に診てもらうようにしましょう。

 

 

また、動物病院で適切な治療を受けるまでは、先住のペットや人間に病原体が移らないよう、充分注意します。

 

 

★先住のペットがいる場合は、別室に保護して会わせない

すでに他のペットを飼っている場合は、子猫は別室で保護します。

 

他のペットと子猫を対面させるのも避けましょう。

 

子猫が何らかの病原体を持っていた場合に、他のペットに移るのを防ぐためです。

 

 

子猫自身も、母猫や人間に捨てられて消耗しているところに、見知らぬ動物に対面させられては疲れてしまいます。

 

他のペットに会わせるのは、子猫が落ち着いて、獣医師が健康状態に問題がないと判断するまで待ちましょう。

 

 

かく言う私自身も昔、私も家族も猫の知識がないのに、やむにやまれぬ状況だったために子猫を保護したことがあります。

 

そして、無知だったので子猫を隔離しなかったために、子猫が持っていた耳ダニを飼い犬に移してしまったことがありました。

 

 

耳ダニ程度で済んだので大事には至りませんでしたが、それからしばらく、子猫と犬の両方に毎日、耳ダニ用の薬で耳掃除をしなければなりませんでした。

 

きちんと隔離していたら、犬は耳ダニをもらわずに済んだでしょう。

 

 

★子猫から人に感染する病原体もある

子猫が持っている病原体には、人間に感染するものもあります。

 

獣医師の診断を受けるまでは、子猫との接触は最低限にとどめ、子猫のお世話をした後は、入念に手を洗いましょう。

 

 

乳幼児がいる家庭で子猫を保護する場合は、子猫の治療が済むまでは、小さい子供に接触させないようにします。

 

子猫の飲み残しのミルクや排泄物なども、小さい子供が触らないよう、速やかに片付けます。

 

 

とは言え、子供も子猫に興味津々ですから、大人が見ていない隙に抱っこなどを試みようとするでしょう。

 

子猫の病原体対策が済むまでは、小さい子供と子猫だけにならないよう、大人がしっかり監督してください。

 

 

子猫から人に感染する病原体は、以下のものが代表的です。

 

 

●消化管寄生虫

 

消化管寄生虫の「回虫」「コクシジウム」は、人にも感染します。

 

子猫からの感染は、主に子猫の便が媒介となります。

 

子猫の便を処理するときは素手で触らず、使い捨ての手袋やスコップを使用して処理します。

 

 

また、子猫が下痢をしていたり、捨てられている間に長時間放置されていたりすると、子猫の体に便や回虫などの卵が付着していて、そこから人に感染することもあります。

 

子猫を触った後はよく手を洗い、なるべく早く動物病院で検診を受けさせましょう。

 

 

乳幼児は体力が少なく、完全な手洗いも難しいため、検診前の子猫には接触させないようにしてください。

 

特に、幼児が回虫に感染すると、回虫が目に入って失明するケースもあります。

 

日本では症例数は少ないですが、皆無ではないので充分注意しましょう。

 

 

●糸状菌

 

いわゆる「カビ」のことで、人間の皮膚にも常在しているので、健康な大人であれば、きちんと手洗いをすれば問題ありません。

 

ですが、免疫力が落ちている人や乳幼児・お年寄りが感染すると、何らかの症状が出ることがあります。

 

そのような人には、検診前の子猫を接触させないようにしましょう。

 

 

子猫自身も、健康なときであれば糸状菌は問題ありませんが、抵抗力が落ちていると糸状菌賞を発症し、脱毛などの症状が出ることがあります。

 

糸状菌症の発症の可能性がある場合は特に、人間への感染にも注意しましょう。

 

 

●外部寄生虫

 

ノミやマダニのように、子猫の被毛などに寄生する寄生虫です。

 

ノミは動物や人を刺して吸血します。

 

激しい痒みを引き起こすだけでなく、消化管内寄生虫の感染を媒介することもあります。

 

 

また、ノミに寄生されている子猫に引っ掻かれると、「猫引っ掻き病」と呼ばれる病気に感染する可能性もあります。

 

「猫引っ掻き病」に感染すると、傷口の化膿、リンパ節の腫れ、発熱などの症状を引き起こします。

 

たかがノミと侮らず、充分注意しましょう。

 

 

マダニも子猫を吸血します。

 

マダニに吸血されると、アレルギーや皮膚の損傷、細菌感染による皮膚炎を起こします。

 

また、吸血量が多いと、子猫が貧血を起こすこともあります。

 

また、マダニは猫の感染症である「ヘモバルトネラ症」を媒介することもあり、ヘモバルトネラ症は、子猫の命に関わることもあります。

 

 

マダニは、人にも重篤な感染症を媒介することも報告されているので、早めに獣医師の検診を受け、必要な処置を行いましょう。

 

 

ノミやマダニと思われるものを見かけたら、慌てて取り除こうとするのはNGです。

 

中途半端に駆除してしまうと、獣医師がノミやマダニを確認できなくなる可能性があり、処置が遅れてしまうためです。

 

 

それらしいものを見付けたら、そのままの状態で、なるべく早く動物病院へ子猫を連れていきましょう。

 

また、ノミは子猫を段ボールなどに入れていても、簡単に箱から飛び出してしまいます。

 

部屋の掃除も入念に行い、子猫を入れる段ボールや猫用ベッドは、新しいものと交換した方が無難です。

 

 

なるべく早く、獣医師に診てもらう

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このように、外に置き去りにされていた子猫は病原体を持っていることが多いので、まずは早急に動物病院を受診することが大切です。

 

子猫自身も、母猫や人間のお世話を受けられずに衰弱している可能性があります。

 

子猫が元気そうに見えても素人判断せず、必ず獣医師に診てもらうようにしましょう。

 

 

動物病院では必要に応じて、子猫用のミルクや哺乳瓶を分けてもらうこともできます。

 

子猫を飼い続けるのが難しい場合は、里親募集のチラシを貼らせてもらうこともできます。

 

 

生後間もない子猫のお世話の仕方

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生後間もない子猫は、人間の赤ちゃんと同じで、自分ではほとんど何もできません。

 

母猫に面倒を見てもらえない子猫の場合は、人間が母猫の代わりにお世話をしないと生きていくことができず、保護してくれた人だけが頼りです。

 

 

★暖かい環境を用意する

●温度

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産まれたばかりの子猫は、体温調節も自分ではできません。

 

生後1ヶ月くらいまでは、保温が大切です。

 

特に生後1週間前後の子猫は、通常であれば母猫に寄り添って、母猫の体温で体を温めています。

 

人間がお世話をする場合も、母猫といるのに近い環境を用意する必要があります。

 

 

室温は25度前後、子猫の寝床は30~35度が理想です。

 

エアコンやヒーターなどで室温を調節し、子猫の寝床には湯たんぽやペットヒーターなどを設置します。

 

頻繁に交換できるのであれば、お湯を入れたペットボトルも保温器具の代わりになります。

 

ただし、低温ヤケドの危険もあるので、保温器具は薄手の毛布や手拭いなどで包み、子猫の体が直接触れないようにします。

 

 

使い捨てカイロは、子猫が齧って中身を出してしまうと危険です。

 

使用する場合は子猫が触らないように、段ボールの外側から貼りましょう。

 

 

保温器具は箱の中全体に使用するのではなく、パネル式のペットヒーターなら箱の半分だけ敷きます。

 

温度設定ができるタイプの場合は、32度以下に設定するのが安全です。

 

湯たんぽやお湯を入れたペットボトルなら、箱の隅に置きます。

 

 

こうしておくと、子猫が寒ければ保温器具の方へ、暑ければ保温器具がない方へ移動して調節できます。

 

箱の中に温度計を設置して、中の温度を確認できるようにしておくと安心です。

 

 

ちなみに、生後間もない子猫を温めたいからと言って、人間と一緒にベッドで寝かせてはいけません。

 

ノミなどが拡散するデメリット以前に、産まれたばかりの子猫は、人間が寝返りを打った際に下敷きになって死んでしまう可能性が高いからです。

 

 

●子猫の寝床

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寝床は、捨ててよい段ボールや、同じく捨ててよい毛布などで作ります。

 

これは、子猫がノミやマダニに寄生されていた場合に、使い捨てしやすいようにするためです。

 

排泄物などで汚れたときも、交換が簡単です。

 

古い毛布を小さく切って使ってもよいですし、新聞紙も保温性が高いのでおすすめです。

 

 

子猫は本来であれば、母猫の体の下に潜って眠っているので、薄暗い環境の方が落ち着きます。

 

段ボールは、薄暗さを確保できるので子猫が安心しますし、通気性がよいメリットもあります。

 

段ボールが手元にない場合は、プラスチックの衣装ケースも、汚れたら丸洗いできるので使いやすいです。

 

 

衣装ケースはそのままだと中が明るすぎて子猫が落ち着かないので、ケースをバスタオルなどで覆ってもよいでしょう。

 

ただし、衣装ケースは通気性が悪く、湿気がこもりやすいので、完全に覆わず、上を少し開けておくようにします。

 

また、付属のプラスチック蓋は使用してはいけません。

 

子猫が窒息したり、湿気や熱がこもりすぎて死んでしまいます。

 

蓋は外しておきましょう。

 

 

段ボールを使用する場合も、薄い布などで蓋をすると、箱の中の暖かい空気が逃げるのを防げます。

 

 

ちなみに子猫が自分で歩き回るようになるのは、早くて生後3週くらいです。

 

それまでは脱走対策は考えなくてよいでしょう。

 

 

●寝床の床材

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子猫を入れる箱の中の床材は、排泄物や吐き戻したミルクなどで結構汚れるので、マメな交換が必要になります。

 

 

箱の中の一番下にペットシーツを敷いておくと、排泄物などの水分が外に漏れるのを防いてくれます。

 

新聞紙も、汚れたらすぐに捨てられるので便利です。

 

新聞紙はそのまま敷くのではなく、短冊状に切って使用すると空気を含みやすくなり、保温性に優れた床材になります。

 

 

新聞紙なら水分も吸収してくれるので、子猫が濡れたまま冷えてしまうこともありません。

 

ただし、子猫の被毛がインクで汚れることは覚悟しておきましょう。

 

 

その他には、フリース素材の古い衣類やひざ掛けなども、暖かくて子猫の爪が引っ掛かる心配がないので重宝します。

 

 

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ループがあるタオルは、子猫が爪を引っ掻けて怪我をする可能性があります。

 

子猫があまり動かないうちは使えますが、子猫がよく動くようになって来たら避けましょう。

 

 

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市販の猫用ベッドは可愛いものがいろいろ売られているので試してみたくなりますが、汚れるたびに丸洗いしたり干したりする手間を考えると、あまりおすすめではありません。

 

サイズと形状的に洗いにくいですし、乾かすのも時間が掛かります。

 

 

また、子猫を取り出しにくく、中が見えにくいので観察もしにくく、異変に気が付きにくいデメリットもあります。

 

頻繁なお世話と観察が必要になる、産まれたばかりの子猫の寝床としては不向きです。

 

 

●子猫を入れる箱の置き場所

 

産まれたばかりの子猫は、自分で快適な場所を探して遠くに移動することができません。

 

保温は大切ですが、直射日光が当たる場所に置きっ放しにするのも禁物です。

 

暑くなりすぎたときに、自分で涼しい場所に避難することができないからです。

 

 

また、人間が頻繁に通る場所も、子猫が落ち着いて休めません。

 

子猫を入れる箱は、暖かくて風通しがよく、直射日光が当たらなくて静かな場所が理想です。

 

箱の上に落下しそうな物があれば、それも除けておきましょう。

 

 

また、子猫にノミやマダニが寄生していた場合、カーペットや畳の部屋だと後の掃除が大変です。

 

できれば、フローリングなど掃除しやすい場所の方がおすすめです。

 

寝室に置くのもなるべく避けましょう。

 

 

床に箱を直置きだと底冷えするので、いらない座布団や毛布などを箱の下に敷いておくとよいでしょう。

 

 

★授乳

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母猫に母乳をもらえない子猫は、子猫用のミルクで育てます。

 

ミルクと哺乳瓶は、子猫用のものを動物病院で購入できます。

 

ペットショップや量販店でも売っていることがあります。

 

子猫用のミルクは、子猫に必要な栄養が、子猫の体に吸収されやすいように作られています。

 

哺乳瓶や乳首のサイズも、子猫が飲みやすいようにできています。

 

 

子猫用のミルクを与えるのは、生後30日くらいまでです。

 

38度くらいに温めたミルクを1回ごとに作って飲ませ、飲み残しは菌が繁殖して不衛生になるので、全部捨てます。

 

もったいないように感じるかもしれませんが、産まれたばかりの子猫は抵抗力が弱いので、古いミルクで体調を崩してしまうこともあります。

 

 

●ミルクの飲ませ方

 

元気があって自分で乳首から飲める子猫なら、子猫が欲しがるだけ飲ませます。

 

ただし、飲み始めにむせたり、鼻からミルクが出るようなら、一度に口に入る量が多すぎる証拠です。

 

穴が小さい乳首に交換するか、哺乳瓶の角度を調整するなどして、ミルクがゆっくり出るようにしましょう。

 

 

衰弱していて、自分で乳首に吸い付くことができない子猫の場合は、スポイトなどで1~2滴ずつ、口の中にミルクを入れてあげます。

 

一度にたくさんのミルクを口の中に入れてしまうと、気管にミルクが入ってしまい、衰弱している子猫の場合はそれだけのことで簡単に死んでしまいます。

 

 

慌てずに、少しずつ口に含ませて、子猫が飲み込んだのを確認してから、次のミルクを口に入れるようにしましょう。

 

スポイトは中を完全に洗うのが難しいので、1回ごとに使い捨てにした方が衛生的です。

 

 

スポイト以外にも、動物病院で注射器の本体だけを分けてもらい、注射器でミルクを飲ませる方法もあります。

 

注射器は、慣れていないと押し子を一度に押しすぎてミルクがたくさん出てしまうので、子猫に飲ませる前に練習しておくとよいでしょう。

 

 

●すぐに子猫用ミルクや哺乳瓶が手に入らないときは?

 

  • ミルクの代用品になる物

動物病院が開いていない時間に子猫を保護したときなど、子猫用のミルクや哺乳瓶がすぐに手に入らないときもあります。

 

生まれて間もない子猫の場合は、だいたい4時間おきくらいの授乳が必要です。

 

夜に保護して朝までほったらかしなどだと、授乳の間隔が開きすぎて危険です。

 

 

子猫用のミルクがすぐに手に入らないときは、乳糖が分解されているタイプの牛乳で代用します。

 

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乳糖が分解されている牛乳とは、「お腹がゴロゴロしやすい人のための牛乳」として売られているものです。

 

これなら、スーパーやコンビニでも売っています。

 

 

ただし、子猫に常用できるものではなく、一時的な代用品としてのみ、使用できるものです。

 

保護した翌日には、子猫専用のミルクを入手しましょう。

 

また、乳糖を分解していない普通の牛乳を子猫に飲ませてはいけません。

 

成分が猫の体に合わず、下痢などを引き起こしてしまうからです。

 

子猫の小さな体には、下痢による体力の消耗もバカにできません。

 

 

乳糖が分解されている牛乳も手に入らない場合は、ブドウ糖液や砂糖水を与えます。

 

子猫にとってベストではありませんが、カロリーの補給はできます。

  • 哺乳瓶の代用品になる物

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子猫用の哺乳瓶が手に入らないときは、ドラッグストアなどで売っている、小さなスポイトで代用できます。

 

トラベル用の化粧品コーナーなどに、化粧品を詰め替えるための道具が売られていて、そこに香水などを詰め替えるためのスポイトも売っています。

 

100円ショップでも売っています。

 

これを1回ごとに使い捨てて使用します。

 

 

もし、スポイトも手に入らないときは、手をキレイに洗い、清潔な指にミルクなどを付けて、子猫の口元を湿らせるようにして少しずつ舐めさせます。

 

ただし、この方法だと充分な量のミルクを飲ませることが難しいので、必ず翌日には子猫用の哺乳瓶かスポイトを用意しましょう。

 

 

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ストローを使う方法もあります。

 

これなら、コンビニでも手に入りやすいです。

 

ストローを液体に浸けて、上の穴を指で塞ぐと、指を離すまで液体がストローの中にとどまったままになります。

 

 

これを利用して、ストローにミルクを入れて子猫の口に運び、口に運んだところでストローの上の穴を開放すると、子猫の口にミルクが入ります。

 

 

ただし、スポイトのように液体を出す量を加減できないので、ストローに入れるミルクの量はごく少量にして、少しずつ子猫の口に運びます。

 

最初は、1~2滴の量を含ませて、様子を見るとよいでしょう。

 

 

●子猫がミルクを飲まないときは?

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保護したばかりで子猫の体温が下がっているときは、胃腸の働きが鈍くなっているせいで、ミルクを飲みたがらなくなることがあります。

 

また、長時間ミルクをもらっていないせいで低血糖を起こしていて、ミルクを飲めない場合もあります。

 

 

そのようなときは、まず子猫を温めて、体温を正常な温度に戻した上で、再度授乳します。

 

低体温でミルクが飲めなかったのであれば、これで飲んでくれるようになります。

 

 

ですが、低血糖が原因の場合は、子猫を温めつつ、ブドウ糖液や砂糖水を少しずつ舐めさせて、血糖値を正常に戻すのが先決です。

 

糖分を与えて子猫が体を動かせるようになったら、再度ミルクを与えます。

 

 

ミルクが冷たくて、授乳中に体温が下がっても、途中で飲めなくなってしまいます。

 

子猫に与えるミルクや砂糖水などは、必ず人肌程度に温めてから与えましょう。

 

 

ここまでやっても子猫がぐったりしていたり、ミルクを欲しがらないようなら、非常に危険な状態です。

 

今すぐに動物病院に行ってください。

 

夜間でも、夜間救急外来を行っている動物病院もあります。

 

病院に連れて行くときも、子猫を冷やさないように注意します。

 

 

★排泄介助

産まれて間もない子猫は、排泄も自分だけではできません。

 

母猫の下にいる子猫は、母猫が排泄器官を舐めて刺激し、排泄させています。

 

母猫がいない子猫の場合は、人間が排泄を促してやらなければなりません。

 

 

●排尿

 

子猫の排尿の介助は、授乳前と授乳後に行います。

 

授乳後に排尿したくなるのはもちろんですが、排尿させてからの方がミルクをよく飲む子猫もいるので、授乳の前にも行うのがベストです。

 

 

排尿介助のやり方は、人肌程度の温度のぬるま湯と、コットン、ティッシュを用意します。

 

次に子猫のお腹を支えて、うつ伏せの姿勢にさせます。

 

肛門の少し下にある、外陰部付近を、ぬるま湯で湿らせたコットンで、トントンと優しく叩くように刺激すると、排尿します。

 

このときに、強く擦らないように気を付けます。

 

 

コットンに薄黄色の尿が付くので、コットンを交換しながら、尿が付かなくなるまでくり返します。

 

子猫が成長するにつれて尿の量が増えるので、コットンでは受け止めきれなくなることもあります。

 

そういう時のために、ティッシュも近くに用意しておきましょう。

 

 

●排便

 

子猫の排便は、24~36時間に1回が目安です。

 

1~2日便が出ないこともありますが、子猫が元気で食欲があるようなら、様子を見ても大丈夫なケースがほとんどです。

 

特に、長時間捨てられていた子猫の場合は、保護した直後はお腹の中に何も入っていないので、授乳を始めてからも、しばらく排便が見られないこともあります。

 

 

排便のさせ方も、排尿と同じ要領で行いますが、叩く場所はしっぽの下の肛門付近です。

 

こちらも強く擦らず、優しくトントンと叩きます。

 

叩いて刺激すると、茶色~黄色い、ペースト状の便をします。

 

排尿させようとしていて、排便することもあります。

 

排尿のときと同じように、コットンに便が付かなくなるまで、コットンを取り換えながらくり返します。

 

 

排便が終わったら、湿らせたコットンで、肛門の周りの汚れを優しく拭き取ります。

 

乾いたティッシュなどで擦ると、子猫の粘膜が傷付いてしまうので、必ず湿らせたコットンで拭き取ります。

 

拭き取り用のコットンも、冷たいと子猫を冷やしてしまうので、ぬるま湯で湿らせます。

 

 

子猫の被毛に便が付いてしまった場合も、コットンなどで拭き取ります。

 

シャンプーでキレイに洗いたくなるかもしれませんが、シャンプーの後はどうしても、塗れた被毛で体を冷やしがちになるので、産まれたばかりの子猫にはまだ早いです。

 

シャンプーを始めてよい時期も、獣医師に相談するとよいでしょう。

 

 

ずっと飼えない場合は里親を探す

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「ずっとは飼えないけれど、放っておいたら死んでしまうので一時的に保護した」と言う場合もあるでしょう。

 

その場合は、里親探しもしなければなりません。

 

一番よいのは、子猫を診てもらう動物病院で、里親募集のチラシなどを貼らせてもらう方法です。

 

 

自分と同じ動物病院を利用している人なら、手渡しできる距離に住んでいる可能性が高いです。

 

また、『動物病院に来る人=何かあったときにペットを病院に連れて来てくれる人=子猫を大事に飼ってくれる人』である可能性も高いです。

 

 

また、動物病院なら猫を飼っている人もたくさん利用していますし、猫を飼っている人は多頭飼いに抵抗がない人も多いので、里親が見付かりやすいと思われます。

 

子猫の健康状態も、双方が利用している獣医さんが把握しているので、新しい飼い主に情報を引き継ぎやすいです。

 

 

インターネットの掲示板なども手軽な方法ですが、残念ながら最近は、虐待する動物を入手するために、インターネットの里親募集を利用する人も増えています。

 

そう言う人は少数派ではありますが、せっかく助けた子猫が悲しい結末にならないよう、子猫を任せられる人物かどうかをよく見極めましょう。

 

 

 

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