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生命の危機!?子猫が離乳食を食べない8つ原因とその対処法

読了までの目安時間:約 14分

離乳食食べない

 

 

子猫の食事の世話は飼い主にとっても、子猫にとっても楽しいひとときですね。

 

ですが、子猫が離乳食を食べてくれないこともあります。

 

食欲は健康のバロメーターでもあるので、心配です。

 

 

ここでは、子猫が離乳食を食べない原因と、原因別の対処法についてまとめました。

 

これから子猫を迎える人も、いざと言うときに慌てないよう、今のうちに読んでおくのがおすすめです。

 

 

子猫の食欲を刺激する離乳食の条件についても解説しますので、大切な子猫の健康にお役立て下さい。

 

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子猫の体調が原因の場合

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人間と同じで、猫も体調が悪いせいで食欲が落ちることがあります。

 

症状別の対処方法を見てみましょう。

 

 

★鼻づまり・猫風邪

猫は嗅覚が優れているため、人間以上に、嗅覚が食欲に影響します。

 

猫風邪などで鼻づまりを起こしていたり、鼻水が出ていると、餌の匂いがわからないので離乳食を食べたがらなくなります。

 

このような場合はまず、動物病院で治療を受けて症状の改善を図ります。

 

 

さらに、離乳食は人肌に温めることで、香りが立ちやすいようにしてみましょう。

 

それでも食べないときは、少量の離乳食を、子猫の口の周りに塗ります。

 

そうすると、子猫が口の周りをキレイにしようと舐めるので、離乳食の味を感じることができます。

 

 

それで「匂いはわからないけど、美味しいぞ?」となってくれればしめたもの。

 

続きは自分で離乳食に口を付けて食べてくれます。

 

もし、自分で続きを食べなくても、口の周りに塗って食べるようなら、子猫がお腹いっぱいになるまで、少しずつ何度も塗ってあげます。

 

 

★嘔吐・下痢

嘔吐や下痢があるときは、消化器系が弱っていて、子猫の体が食べ物を受け付けられなくなっているときです。

 

このようなときに無理に食べさせると、かえって衰弱させてしまいます。

 

食事を取らせるよりもまず、早急に動物病院を受診しましょう。

 

動物病院では治療だけでなく、子猫が回復するまでの食事の指導も受けられます。

 

 

子猫は体が未熟で体力がないので、放置するとあっと言う間に容体が悪くなります。

 

飼い主が難しければ、家族などにお願いして、なるべく当日中に動物病院へ連れて行きましょう。

 

 

どうしてもすぐに受診できないときは、脱水症状を起こさないように注意します。

 

少量の水やミルクを人肌に温め、こまめに与えます。

 

 

スポーツドリンクは吸収がよいので、衰弱している動物の体力温存にも役立ちます。

 

人肌に温めて、少しずつ口に含ませてあげましょう。

 

ただし、スポーツドリンクは平常時に常用させるのは、猫の体にはよくありません。

 

非常時のみの使用に留めましょう。

 

 

水やミルクも吐き戻してしまう場合は、素人の手に負える状態ではなく、子猫の命に関わる状態です。

 

速やかに獣医師に診てもらいましょう。

 

 

★その他の体調不良

上記のような症状以外にも、普段よりも寝ている時間が長かったり、いつもよく遊ぶ子が遊びたがらなかったり、起きていてもぼんやりしているなら、どこか具合が悪い可能性があります。

 

なるべく早く、動物病院へ連れて行きましょう。

 

 

嘔吐や下痢のようにわかりやすい症状が出ない不調は、飼い主も見落としがちです。

 

普段から子猫の様子を、よく観察する習慣を付けておきましょう。

 

記録は付けても付けなくても構いませんが、忙しくても子猫の様子を気にするようにしていると、小さな変化にも気が付きやすいです。

 

 

体調以外の原因の場合

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★離乳食が食べ物だと認識できていない・警戒している

離乳食を始めたばかりのうちは、子猫はミルクだけを食べ物と認識しているので、離乳食を見せても、それが食べ物だとわからないことがあります。

 

子猫が元気なのに離乳食に口を付けようとしないのであれば、単に食べ物だと認識できていないのかもしれません。

 

 

このようなときは、子猫の口の周りに、少量の離乳食を塗ってみましょう。

 

子猫は口の周りがベタベタするので嫌がって舐めますが、そうすると塗られた離乳食が口に入るので、「これは美味しいから、ごはんだ!」と理解でき、自分から残りも食べたがるようになります。

 

 

人間に慣れていないなどで口の周りに塗るのが難しい子の場合は、離乳食を人肌に温めて匂いを立ちやすくしたり、すでに食べ物と認識しているミルクを多めに混ぜてみましょう。

 

 

★お腹が空いていない

まだ授乳も続いている子猫の場合は、ミルクでお腹いっぱいなので離乳食を食べたがらないことがあります。

 

食事の前にミルクを与えるのは控え、子猫がお腹を空かせているタイミングで離乳食を与えるようにします。

 

 

栄養バランスの問題などでミルクも飲ませたい場合は、食事が済んでから飲ませるようにするのがおすすめです。

 

 

また、運動不足でお腹が空かないこともあります。

 

離乳期の子猫は兄弟と遊ぶなど、活発に動くようになる年頃なので、子猫の体力に合っただけの運動をさせるようにしましょう。

 

人間があまり相手をできない場合は、1人遊びができるように、子猫が気に入る玩具を与えます。

 

転がしたり、追い掛けたりして遊べるものがよいでしょう。

 

 

★離乳食の固さが合っていない

離乳食の固さは、子猫の成長段階や個体差で好みが変化して行きます。

 

離乳食を始めてすぐの間は、それまでミルクしか知らない子猫が食べやすいように、ミルクや水を多めに混ぜて、柔らかくします。

 

 

いろいろ工夫してもミルクばかり飲みたがるようなら、まだ子猫の体が、離乳食を食べられるところまで成長していないのかもしれません。

 

そう言う場合は一度ミルクに戻して、また何日か経ってから離乳食にチャレンジしてみましょう。

 

 

ミルクばかり飲んでいても、子猫が健康なら問題ありません。

 

放っておいても時期が来れば固形物に興味を示すようになるので、慌てなくて大丈夫です。

 

 

逆に、離乳食に慣れてきた子猫の場合は、固形物に慣れ始めているので、柔らか過ぎると物足りなく感じたりします。

 

その段階の子猫の離乳食は、ミルクや水を混ぜる量を減らして、固めにします。

 

 

離乳が進んでいる子猫や、生後2か月近くの子猫は、子猫用のドライフードの方が気に入る子もいます。

 

 

★味が好みでない

味が気に入らなくて食べないこともあります。

 

もし、離乳食の種類を変えたら食べなくなったのであれば、前と同じものに戻せば食べます。

 

離乳を始めたばかりの子猫にとっては、食べ慣れた味=ミルクの味なので、猫用の粉ミルクを振り掛けると食べてくれる場合もあります。

 

 

また、同じ種類の離乳食でも、冷たいままより温めた方が匂いが立ちやすくなるので、子猫が美味しそうに感じます。

 

あまり熱過ぎても食べられないので、人肌程度の温度が適温です。

 

 

★離乳食が冷たい・熱い

離乳食の温度が好みに合わないので、食べないこともあります。

 

子猫は人肌の温度のミルクに慣れているので、離乳食が冷たいと嫌がって食べない子もいます。

 

そう言う子の場合は、離乳食を人肌に温めると食べてくれることがあります。

 

 

ですが、温かい方がよいからと言って、熱くしすぎるのもNGです。

 

ヤケドの原因になりますし、子猫も口を付けることができないので食べません。

 

 

場合によっては強制給餌が必要

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猫は人間に比べてずっと体が小さいため、栄養不良や脱水症状で衰弱するのも早いです。

 

特に子猫は小さい上にまだ体ができあがっていないので、しばらく食事が取れないだけで、あっと言う間に衰弱してしまいます。

 

水もミルクも自分で飲もうとしないような場合は、人工的に栄養補給・水分補給をさせる必要があります。

補液

動物病院では必要に応じて、補液と言って、人間のビタミン注射などのように、注射器で血管から水分や栄養素を補う処置を行うことがあります。

 

経口摂取による栄養補給が難しいときや、速やかに体内に水分や栄養素を送り込む必要があるときに役立つ方法です。

 

数秒で終わるので、麻酔の必要がなく、動物の体に負担が掛かりにくい方法でもあります。

 

 

強制給餌

口に離乳食やミルクを入れてやれば飲み込むと言う場合は、注射器でミルクを口の中に入れたり、耳かきなどで離乳食を口の中に入れて食べさせます。

 

注射器は、動物病院で分けてもらえます。

 

 

このような方法を、強制給餌と言います。

 

正しいやり方を覚えれば、飼い主が自宅でできます。

 

必要に応じて、猫用の栄養剤なども離乳食やミルクに混ぜて、一緒に口の中に入れます。

 

 

一度に子猫の口の中に入れる分量は、ごく少量です。

 

子猫が飲み込み切れないほどの量を入れてしまうと、気管に詰まらせたりして危険です。

 

体力が落ちている子猫の場合は、食べ物をのどに詰まらせて死んでしまうこともあるので、やり慣れていない人は獣医師にやり方を教わりましょう。

 

 

いずれにしても、子猫の体調が原因で離乳食を食べないときは、素人だけで解決しようとするのは危険です。

 

特に下痢や嘔吐が見られるときは必ず、極力早く獣医師に診てもらうようにしてください。

 

 

 

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