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猫が『威嚇』『引っ掻く』『咬む』等の攻撃行動をしてくる理由や対策

読了までの目安時間:約 13分

猫が攻撃行動

 

 

犬ほどではないものの、猫も肉食獣なので攻撃力はそれなりに高いです。

 

本気で引っ掻かれたり咬まれたりすると、怪我をしてしまうので注意が必要です。

 

また、猫の口や爪の中には細菌が住んでいるので、傷口が腫れたり膿んでしまうこともあります。

 

 

ですが、猫が威嚇や引っ掻く、噛むなどの攻撃行動をするのには理由があります。

 

ここでは猫の攻撃行動を改善したい飼い主さんのために、猫が攻撃行動をする理由と対策の仕方をお伝えします。

 

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子猫の攻撃行動の理由と対策

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★子猫の攻撃行動の理由

子猫はまだ手加減することを知らないので、遊びでじゃれているうちにエスカレートして、引っ掻いたり強く咬み付いてしまいます。

 

母猫の下で兄弟猫と一緒に育っている場合は、子猫同士のじゃれ合いで相手に怪我をさせない力加減を学びますし、母猫に咬み付くと叱られるので、人間が放っておいても不必要に引っ掻いたり咬み付いたりしなくなります。

 

 

ですが遊び相手が人間の場合は、子猫にとって自分よりはるかに大きく力も強いので、子猫は過剰防衛になりやすく、強く咬み付く癖が付きがちです。

 

さらに母猫と離れて暮らしている子猫の場合は、「強く咬んではダメ!」と叱ってくれる母猫もいないので、小さいうちに人間が教えなければなりません。

 

 

また、飼い主の手や指が動いたときに、獲物と間違えて攻撃してしまうこともあります。

 

もはや子猫にとっては遊びではなく本気の狩りなので、気を付けないと人間が怪我をしてしまいます。

 

 

★子猫の攻撃行動の対策

猫は大きな声が苦手です。

 

引っ掻かれたり咬まれたりしたら、大きな声で「痛い!」と叫びましょう。

 

猫は低い声も苦手なので、できる人はドスを効かせて「こら!」と叱るのも効果的です。

 

これなら猫を傷付けることなく、「人間に攻撃すると嫌なことが起こる」と覚えてもらえます。

 

 

また、子猫と遊んでいるときに引っ掻いたり咬まれたりしたときは、咬み付いている子猫を体から引き離し、しばらく無視するのも効果的です。

 

子猫にとっては、もっと飼い主に遊んで欲しいのに遊んでもらえないので、とても残念な状況です。

 

 

子猫が攻撃したら無視することで、「咬み付いたら遊んでくれなくなる」と学習するので、遊びで興奮しても引っ掻いたり強く咬み付いたりしないよう、自分で気を付けられるようになります。

 

 

子猫が小さいうちはまだ乳歯なので、咬まれてもあまり痛くないので叱らない人もいます。

 

ですが、前は叱られなかったことを永久歯になってから叱られても、子猫はなぜ叱られているのか理解できなくなってしまいます。

 

 

それに、猫が若ければ若いほど、教えられたことを覚えやすいです。

 

たとえ痛くなくても、強く咬んではいけないことをきちんと教えましょう。

 

 

●子猫と遊ぶときの注意

子猫にとって本来、遊びは狩りの練習のためのものです。

 

そのため、狩りをしているつもりになって本気で咬み付いてしまうこともよくあります。

 

母猫に狩りを教わっているときなら、「よくできました」と言う状況ですが、人間と遊ぶときにそれでは困ります。

 

 

飼い主が子猫を遊ばせるときも、「狩りごっこ」は子猫に好評ですが、獲物に見立てるのは玩具にしましょう。

 

人間の手足などを獲物に見立てて遊ばせてしまうと、人間に攻撃してよいものだと思ってしまいます。

 

 

また、子猫と遊んでいるときに、遊びのつもりで咬み返すなどの反撃をすることは、絶対にやってはいけません

 

母猫は咬み返すことで適切な力加減を学ばせますが、人間は母猫と同じようにはできません。

 

 

猫よりも巨大な人間が反撃するそぶりを見せることで、子猫の恐怖心や自己防衛本能を煽ってしまい、結果的に子猫の攻撃性を高めてしまうので、まったく逆効果です。

 

最悪の場合は、飼い主を信頼できなくなってしまう可能性もあります。

 

 

遊ばせ方としては、一箇所でずっと獲物に攻撃させるよりも、獲物となる玩具を逃げさせたり隠れさせたりしながら、走り回るのをメインに遊ばせるのがコツです。

 

 

走り回りながら引っ掻いたり咬み付いたりするのは難しいですし、何より、しっかり動き回れるので子猫も満足感を得ることができます。

 

 

成猫の攻撃行動の理由と対策

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大人の猫も、子猫のうちに躾けられなかった猫は咬み癖が直らず、遊びで興奮して咬み付いたり引っ掻いたりしてしまいます。

 

また、きちんと躾けられた猫でも、さまざまな理由で攻撃行動を取ることがあります。

 

成猫の攻撃行動の理由と、対策の仕方も見てみましょう。

 

 

●縄張りを守る

来客時に、見知らぬ人や動物に縄張りが荒らされることを警戒して、攻撃行動に出る猫もいます。

 

縄張りから外敵を追い出すために、引っ掻いてしまうのです。

 

このような猫を飼っている場合は来客と引き合わせないようにします。

 

猫は安心して過ごせる場所に隔離しておきましょう。

 

 

●恐怖心

臆病な猫の場合は来客への攻撃よりも防御を優先するので、引っ掻くより先に隠れてしまいます。

 

ですが隠れたり逃げたりできる場所が確保できないときは、逃げられない恐怖心から威嚇します。

 

威嚇だけではやられてしまうかもしれないと判断すると、引っ掻いて攻撃します。

 

 

来客を怖がっているようなら、猫が安心して避難できる場所を確保しておきましょう。

 

怖がっている相手が人間や犬の場合は、高いところに逃げられるキャットタワーを用意するのもおすすめです。

 

お客さんが猫を構おうとすると余計に怖がってしまうので、お客さんには無関心を装ってもらいましょう。

 

 

また普段から、トイレの置き場所など猫の生活スペースはなるべく、来客の対応に使う部屋と離れた場所に設け、来客時も普段と同じスペースで過ごせるようにします。

 

 

猫は、初めて見るものを警戒して引っ掻くこともよくあります。

 

新しく買い与えた玩具や飼い主が新しく飼ってきた道具などに、距離を取りながら攻撃している姿を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

 

 

飼い主がいつもと違う格好をしていると、知らない人と間違えて攻撃してしまうこともあります。

 

猫は色の区別があまり付かないので、服の色などは大丈夫ですが、いつもは被らない帽子を被っていたり、髪形が大幅に変わったりしてシルエットがいつもと違うと、飼い主だと分からないことがあります。

 

 

ですが、その場合は猫が冷静さを取り戻せば、声や匂いで飼い主だと気が付きます。

 

猫が落ち着くまで、刺激しないように1回部屋から出て待ちましょう。

 

猫が落ち着く頃を見計らって、声を掛けてからゆっくり姿を現します。

 

 

●怪我や病気で痛みがある部分を触られた

怪我や病気で、痛みがある部分を触られたときも驚いて咬み付いてしまいます。

 

体が痛いことを知らずに咬み付かれると飼い主の方もビックリしますが、他の理由が思い当たらないときは、何か病気をしているかもしれません。

 

 

病気や怪我の痛みが理由の場合は、治療することが最善の対策法です。

 

なるべく早く、動物病院を受診しましょう。

 

●構われたくないのに撫でられた

最初は機嫌よく撫でられていた猫が、途中で咬み付いたりして来ることもよくあります。

 

これは、撫でられているうちに「もう満足」「もう満足したのに、しつこいなあ」「止めてって言ってるでしょ!」と猫の気分が変わるためのようです。

 

最後の「止めてって言ってるでしょ!」のところで、イライラして攻撃してしまうわけです。

 

 

このパターンでの攻撃を防ぐには、猫が嫌がっていないか観察しながら撫でることが大切です。

 

猫の「もう撫でなくていいよ」の合図は、しっぽに出ます。

 

猫がしっぽを揺すり始めたら、撫でられるのが嫌になってきた証拠なので、猫を開放しましょう。

 

 

その他にも、猫に警戒されている人が撫でようとしたときに、いじめられると思って攻撃してしまうケースもよくあります。

 

猫に警戒されているときは、無理に触らないようにしましょう。

 

 

●ストレス

猫は基本的に、それほど広くない縄張りの中だけでマイペースに生活する生き物です。

 

これは言い換えれば、変化や知らないものに対して繊細で、ストレスを溜めやすい生き物だと言うことです。

 

 

新しいペットや家族が増えた、引っ越しをして慣れない環境に連れて来られた、知らないお客さんが来たなどが、猫のストレスの原因となります。

 

 

ストレスが溜まった猫は、わざと粗相をしたり、人間に攻撃することがあります。

 

また、飼い主に怒っているのではなくても、他の猫や人にイライラしていて、八つ当たりで飼い主に攻撃してしまうこともあります。

 

 

攻撃行動の原因がストレスと思われるときは、ストレスの原因となっているものを取り除くことで解決します。

 

ストレスに長くさらされ続けると、病気になってしまうこともあるので早めに解決してあげましょう。

 

 

 

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