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放置はヤバイ?猫がストレスを感じた時にする行動!原因と対処法

読了までの目安時間:約 10分

猫のストレス

 

 

室内で飼っていると猫がストレスを感じるのでは?と心配になる飼い主さんは多いと思います。

 

猫もストレスが原因で問題行動を起こしたり、病気になったりしますが、ストレスの原因そのものは、室内飼いではなく別のところにあるようです。

 

 

今回は猫のストレスについて、その原因と行動、対処法などについて詳しくご紹介したいと思います。

 

 

猫は外が好きなわけではない?

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そもそも猫が外に行くのは遊びたいからではなく、「自分の縄張りをチェックしに行くため」と言われており、完全室内飼いであれば家の中が縄張りになるため、危険がひそんでいる野外にわざわざ出向く必要はないのです。

 

 

子猫の頃からずっと家の中で暮らしている猫はもちろん、野良猫を保護した場合でも自分のテリトリーが家の中だけになり、そこが快適だということを理解すれば、外に出たがる猫はいなくなるとも言えるのです。

 

猫が窓からじっと外を眺めているのも外に出たいからではなく、安全な自分のテリトリーから侵入者がいないかチェックしたり、動くものを観察しているだけなのです。

 

 

猫のストレスの原因

猫のストレスは「環境の変化」が一番の原因と言われています。

 

本能的にいつも自分の縄張りをパトロールし、変化がないか確認している猫にとっては「いつもと同じ」が一番安心出来るからです。

 

では具体的に猫はどんなことにストレスを感じるのでしょうか?

 

 

★引っ越しや模様替え

猫は部屋に置くちょっとした小物を変えただけでもすぐに匂いを嗅ぎに来ますが、自分の知らないものに対して「生きているか死んでいるか」をまず確認するため、と言われています。

 

危険なものではないことがわかったら、新しいものにスリスリするなどして自分の匂いをつけ「自分の縄張りの一部」にしています。

 

 

そんな猫にとって、大規模な模様替えや引っ越しは一大事です。

 

一度にたくさん知らない人が訪れたりすることも猫にとっては恐怖でしかありません。

 

 

また、人間の家族が増えたり、新たな犬や猫などの動物が加わったりすることも、猫にとっては自分のテリトリーへの侵入者、ということになるためストレスに感じることがあるようです。

 

一般的には一匹で飼われている猫より多頭飼いの猫の方がストレスを溜めやすいとも言われています。

 

 

★大きな音や強い匂い

猫は耳が良いので大きな音や突発的な音が苦手です。

 

外で急に工事がはじまったり、電話の呼び出し音やドアチャイムの音、人間のくしゃみなどにも驚いてしまう場合があります。

 

 

また、低い音も苦手なので洗濯機や冷蔵庫など低いモーター音がする家電製品も長時間猫の近くに置かない方が良いとされています。

 

 

猫は嗅覚も敏感なので、香水や部屋の芳香剤などに含まれる香料が苦手です。

 

アロマ用のエッセンシャルオイルなどは中毒症状を引き起こす可能性もあります。

 

 

★トイレと爪とぎ

猫にとってトイレと爪とぎはとても重要な生理行動です。

 

トイレは設置場所や砂が気に入らなかったり、すぐに掃除をしてもらえなかったりすることでストレスに感じます。

 

 

爪とぎも猫が本能的にする行動です。

 

猫用の爪とぎを用意しても、引っかかりが悪かったり自分が好きな質感と違っていたりすると、家具や壁、カーペットなどで爪とぎをしてしまい、それを人間に叱られても猫にとってはまったく理解が出来ず、ストレスの原因になることがあります。

 

 

★スキンシップと運動不足

猫は一般的にポンポンと叩くように触られるのが苦手と言われており、猫が好ましく思っていないにも関わらず、長時間人間に触られることもストレスの原因になります。

 

 

また、完全室内飼いの猫は獲物を捕る必要はありませんが、獲物を追うという本能的な行動の変わりに、猫じゃらしなどのオモチャで遊んでもらうことで発散するため、忙しいのを理由に飼い主が構ってあげないこともストレスに感じることがあるようです。

 

 

猫がストレスを感じた時にする行動とは?

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猫がストレスを感じているかどうかは、主に食事、トイレ、毛繕いの状態でわかります。

 

 

食事は水を飲まなくなったり、今まで好んで食べていたフードやオヤツをまったく食べなくなる、トイレは便秘や下痢の症状が出たり、回数が増える、粗相をするなどのほか、雄の場合は去勢したにも関わらずスプレー行動をすることもあります。

 

 

毛繕いは同じ場所を過剰に舐めてしまい、禿げても皮膚が傷ついてもやめない、または毛繕いをまったくしなくなる、などです。

 

 

体調が悪い時もそうですが、ベッドや家具の下に隠れて出て来なくなる、遊ばなくなる、うなる、威嚇する、噛み付くなど自己防衛的な行動もストレスが原因になっていることがあります。

 

 

また、猫は犬とは違いひとりで留守番することに対しそれほどストレスを感じない、と言われていますが、いつもは家にいる飼い主さんが丸一日出掛けてしまったことで「いつもと違う」環境になってしまい、粗相をしたり部屋を荒らすなどの問題行動を起こしてしまうこともあるようです。

 

 

ストレスが原因の病気

猫の病気の中でストレスが原因のひとつに挙げられているのが、伝染性腹膜炎という病気です。

 

普段は何でもない猫コロナウィルスというウィルスがストレスにより突然変異を起こすと言われる病気で、発症する猫は多頭飼いされている猫が圧倒的に多いそうです。

 

他にも膀胱炎や突発性尿路結石など泌尿器系の病気が挙げられますが、これもトイレへの不満など飼育環境が病気の原因になっていることが多いようです。

 

 

猫のストレス解消法

猫のストレスを解消するためには「原因となっていることをしない」ことが一番ですが、引っ越しなど人間の都合でやむを得ない時は、猫にとって少しでもストレスが軽減するよう、工夫をしてあげることが大切です。

 

 

★猫の匂いがついたものを

引っ越しの予定がある場合は、猫の匂いが付いたものをなるべく多めに新しい家にも持って行きましょう。

 

模様替えも一度にやらず少しずつ替えていく方が猫にとってはストレスになりにくいはずです。

★キャットタワーを用意する

猫は高いところから眺めたり、高低差のある場所での運動を好みます。

 

最近はキャットタワーのポール部分が爪とぎになっているものも多いので、爪とぎ兼遊びグッズとして猫のストレス解消にはちょうど良いと思います。

 

 

★隠れる場所を用意する

猫はストレスを感じると、身を潜めることで気持ちを落ち着かせようとします。

 

ベッドの下など暗い場所のスペースをわざと空けてあげたり、キャットハウスなど猫専用の隠れ場所を用意してあげましょう。

 

 

★刺激を与える

猫は変化を嫌うとはいえ、あまりにも単調な生活も猫にとってストレスになる可能性があります。

 

窓から外が眺められるスペースを作ったり、適度なタイミングで新しいオモチャで遊んであげるなどの刺激も与えてあげましょう。

 

 

まとめ

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いかがでしたか?

 

猫も人間同様にストレスによって病気になってしまう可能性があります。

 

常日頃から猫の様子をよく観察してストレスを溜めないよう心掛けてあげましょう!

 

 

 

 

猫のキモチ

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