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【猫のおしっこの異常】尿がいつもより臭くて濁っていたら危険なサイン!?

読了までの目安時間:約 6分

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猫を飼っていると「おしっこの臭さ」に悩まされると思います。

 

猫の祖先は砂漠のような地域に生息していたため、大量の水分を接種する習慣がなく、少ない水分に老廃物をたくさん凝縮させているので尿の色も匂いも強いと言われていますが、普段とは違う臭いがしたり尿が濁っている場合は体調に異変がある可能性があります。

 

とくに去勢手術・避妊手術をしていない猫に注意が必要なため、今回は尿の異常から起こる生殖器系の病気についてまとめてみました。

 

 

猫の尿の臭いがきつくなり、濁る原因

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健康な猫のおしっこは黄色で透き通っています。

 

もともとかなりの臭いがしますが、目に見えて濁っていたり臭いがきつくなっていたら、腎臓で作られた尿が対外へ排出されるまでのどこかに何らかの問題があると考えられます。

 

マーキングなどによる尿の臭いも強烈なアンモニア臭がするため、臭いでの判断は難しいと思いますが、明らかにいつもと違う、と感じたらすぐに動物病院で診てもらいましょう。

 

 

尿の異変により可能性がある病気

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尿の異変の場合はまず泌尿器疾患が考えられますが、去勢や避妊手術をしていない猫の場合は生殖器系の病気になる可能性が高く、雄の場合は前立腺炎、雌の場合は子宮蓄膿症という病気の可能性があります。

 

 

★雄猫がかかる前立腺炎

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猫の前立腺炎は、前立腺が細菌に感染してしまうことにより強い痛みを伴う炎症を起こす病気です。

 

前立腺は膀胱の真下にあり、前立腺液の分泌、精液をつくる、尿の排泄補助など大切な役割がある器官です。

 

前立腺は尿道の上にあるため、尿道から細菌に感染してしまうことが多く、大腸菌やブドウ球菌、パスツレラなどさまざまな種類の細菌の感染が考えられます。

 

他の病気の治療中に尿道にカテーテルを入れる際、誤って細菌が入ってしまい「医原性の前立腺炎」を引き起こすこともあります。

 

 

猫の前立腺炎には急性のものと慢性のものがあり、慢性の場合は目立った症状がほとんどないため、飼い主さんが気付いた時には進行が進み膀胱炎など他の病気を併発することも多いようです。

 

急性の場合は尿の濁りや臭いがきつくなることのほかに、食欲不振や発熱、嘔吐、下痢などの症状がみられます。

 

 

猫の前立腺炎の治療は血液や膿を培養して原因になっている細菌を特定し、効果的な抗生物質や抗菌薬を投与することが一般的です。

 

場合によっては前立腺を摘出する手術をする場合もあります。

 

前立腺炎の予防には去勢手術が一番効果的を言われているため、子供を望んでいない限り去勢手術を行った方が良いと言われています。

 

 

★雌猫がかかる子宮蓄膿症

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子宮蓄膿症は子宮の内部に膿がたまる病気で、若い猫より5歳以降の成猫〜高齢猫がなりやすいと言われています。

 

発情期の後の免疫力が低下した黄体期に細菌が子宮内に侵入し増殖することで膿がたまります。

 

卵巣ホルモンの分泌バランスが悪いと起こりやすく、大腸菌やブドウ球菌、サルモネラ菌など様々な細菌が原因と言われています。

 

 

症状は、急激に悪化する場合と、長い時間をかけて少しずつ悪化していく場合があり、ほとんどの場合大量の水を飲んで大量の尿を出す、多飲多尿の症状があらわれます。

 

尿が濁ったり臭いがきつくなるのは、外陰部からドロッとした臭い液体が出るからで、この場合はすぐに異変に気付けると思います。

 

子宮内の膿がお腹の中に漏れ出してしまうと、腹膜炎を起こし短時間で死亡する場合もあります。

 

 

治療はレントゲンやエコーなどで診断をし、手術で膿の溜まった子宮と卵巣を取り出し、抗生物質で腹腔内を洗浄します。

 

症状が重い場合は手術後も抗生物質を投与し点滴をします。

 

手術をしないで薬と注射で膿を外に出す方法もありますが、延命効果があるだけで最終的には死亡してしまうそうです。

 

この病気も避妊手術を行うことで予防が出来ますが、卵巣のみの摘出の場合は子宮蓄膿症にかかる可能性があります。

 

 

まとめ

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猫のおしっこが普段と違う臭いがしたり濁っている場合は、とても危険な病気の可能性があります。

 

手遅れになる前にすぐに動物病院で診てもらいましょう。

 

 

 

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