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猫がおしっこをしない!尿の量が異常に減ったら病気のサインかも!?

読了までの目安時間:約 8分

猫がおしっこをしない原因病気

 

 

毎日猫のトイレを掃除していても、飼っている猫が1日に何回、どのくらいの量のおしっこをするのかきちんと把握している飼い主さんは意外と少ないかもしれません。

 

ふと気付いたら猫がおしっこを全然していない!と慌ててしまったことがある飼い主さんもいるのではないでしょうか?

 

 

猫が1日にトイレに行く回数は健康な猫の場合で2〜3回と言われていますが、実際にはかなり個体差があるようです。

 

明らかにおしっこの量が減っている場合は病気の可能性があり、とくにトイレに入っておしっこをする体勢をとるのに出ない場合は注意が必要です。

 

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おしっこの量と回数をチェック

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猫のおしっこの量は猫砂の状態やペットシーツ、システムトイレのマットなどでチェックすることになりますが、家庭で詳細な量を計測するのは難しいと思うので、猫砂の塊の大きさやペットシーツやマットに出来たおしっこの直径などをだいたい把握しておきます。

 

 

後は1日に何回トイレに行くのか回数をしっかり把握するようにしましょう。

 

回数が極端に増えた場合は1度に出る尿の量が減ったことになるため、病院に連れて行った方が良いでしょう。

 

 

おしっこの量が減る原因

おしっこの量が減る原因のひとつは泌尿器系の異常が考えられます。

 

猫は膀胱の中に尿をためている時間が長く泌尿器に障害が起こりやすいと言われています。

 

 

また、チューリップやアスパラガスなどユリ科の植物を食べてしまった場合も尿が出なくなります。

 

ユリ科の植物は猫にはとても危険で、葉っぱを少し口にしただけでも中毒が起こることがあり、尿が出ないだけでなく嘔吐や下痢、脱水などにより急性腎不全に進行してしまう可能性もあるため誤って食べてしまった場合はすぐに動物病院で診てもらいましょう。

 

 

尿の量が減った時に考えられる病気

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猫のおしっこの量が異常に減った場合に考えられる病気は、猫下部尿路疾患、急性腎不全、膀胱炎の3つがあげられます。

 

 

★猫下部尿路疾患

猫下部尿路疾患は、膀胱や尿道における尿結石や細菌感染が原因と言われていますが、突発性FLUTDと呼ばれる原因不明のものが全体の50%を占めています。

 

原因は不明でも膀胱のバリア機能の異常や自己免疫疾患、肉体的・精神的なストレスなどが関与していると推測されています。

 

 

治療は尿道が結石などで閉塞している場合は緊急処置が必要となり、カテーテルで膀胱内を洗浄し尿道の閉塞を解除します。

 

膀胱内に結石がある場合は摘出手術をするか、食事療法や点滴によって結石を溶解させます。

 

細菌感染によるものは抗生剤による治療が行われます。

 

 

突発性FLUTDの場合は炎症や痛みを緩和する投薬治療以外に確実に有効な治療法が見つかっていません。

 

自然に治ることもありますが再発を繰り返すことも多いため、猫にストレスを与えないよう環境を整えることが必要になります。

 

 

★急性腎不全

猫の急性腎不全は腎臓の働きが急激に低下する病気です。

 

おしっこの量が異常に減るかまったく出なくなるほか、食欲の低下や嘔吐、元気がなくなるなどの症状があります。

 

急激な病状悪化により、脱水や痙攣、体温低下や昏睡など尿毒症の症状が現れた場合は命に関わる場合もあります。

 

 

尿毒症はおしっこが正常に出せない事が原因で体から排出されるべき老廃物や有害物質が血液に混ざってしまう症状で、少しずつ進行するため飼い主さんが気づきにくく、突然体調不良になってしまったと感じることが多いと言われ、気づいた時には手遅れになる場合も。

 

尿毒症は腎臓疾患の他に上記の猫下部尿路疾患の際にもみられる症状で、猫下部尿路疾患によって急性腎不全を引き起こす場合もあります。

 

急性腎不全は腎臓の疾患や尿路疾患だけでなく、重度の貧血や脱水、ショックを引き起こす病気や心筋症による心不全などが原因で起こることもあります。

 

 

★膀胱炎

猫が膀胱炎になってしまうと、

    • トイレに行く回数は増えるのにおしっこをする姿勢をとってもおしっこが出ず、うめいたりいきんだりしながら排尿しようとする。
    • トイレ以外の場所でおしっこをしてしまう。
    • 1回のおしっこの量が極端に少ない。
    • 血尿が出る。

などの症状が出ます。

 

ひどい場合はお腹や腰のあたりを触ると痛がることもあるようです。

 

 

原因は膀胱内に侵入した細菌や真菌が増殖して炎症が起こる、膀胱内の尿結晶や尿結石によって粘膜が傷つけられるなどのほかに、突発性膀胱炎と呼ばれる自然治癒と再発を繰り返す原因不明のものもあり、若い猫に多いと言われています。

 

 

治療は原因によって外科手術や抗生物質などの投薬、膀胱洗浄や内科的治療などさまざまです。

 

予防するためには普段から猫がたくさん水を飲むように工夫をし、栄養バランスを考えた質の良いフードを与えることが必要です。

 

 

まとめ

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猫がおしっこをしなくなったり、尿の量が極端に減った時は危険な病気の可能性があります。

 

少しでもおかしいと感じたらすぐに動物病院で診てもらいましょう。

 

 

予防としては普段から猫にストレスを与えないよう、トイレの形状や砂が猫の好みに合っているか、トイレの設置場所は適切か、水を飲む環境は整っているかなどを確認する。

 

遊ぶ時間を増やしてあげたり猫が落ち着ける場所を用意するなど日頃から気をつけてあげることが大切です。

 

 

 

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