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猫にデキモノ?顔や体にしこりや腫れが見つかったら?【原因や対処法】

読了までの目安時間:約 8分

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猫の顔や体に出来る「デキモノ」は、発症する部位や大きさなどによっていろいろな病気や症状が考えられます。

 

飼い主さんの日頃のケアで良くなるものから深刻な病気に進行してしまうものまでさまざまなタイプがありますが、今回はデキモノの中でもとくに多い猫ニキビやがんなどの危険な病気について取り上げてみたいと思います。

 

 

猫の口の周りや顎に出来るデキモノ

顎を中心に猫の口の周りに出来る黒っぽいポツポツは、猫ニキビや痤瘡と呼ばれる皮膚炎です。

 

毛穴の細菌感染が原因と言われており、症状は小さな黒いニキビが出来る、顎の毛が抜ける、顎の毛や皮膚が黒ずんでくる、などですが、症状が悪化すると赤く腫れて炎症をおこし膿皮症という皮膚病になることもあります。

 

 

原因は皮膚の代謝が悪化したり免疫状態が悪いことにより皮脂が過剰に分泌され、汚れによって毛穴が詰まり、細菌が増殖することで皮膚炎を引き起こします。

 

 

痛みも出るため早めに処置することが大切です。

 

食べ物のカスや飲み水の付着などにより口の周りは汚れがたまりやすく、ウェットフードを与えている場合などは症状が悪化しやすいためとくに注意が必要です。

 

また、猫にもアレルギーがあるため食べ物や体に触れる物質が原因になっている場合もあります。

 

 

猫ニキビの治療法

猫ニキビは症状が軽いうちは飼い主さんがお手入れすることで治る場合があります。

 

 

人間用の柔らかい歯ブラシで優しく毛並みに沿って顎の部分をブラッシングしたり、ぬるま湯で湿らせたガーゼやコットンで患部を拭いてあげます。

 

拭いた後は濡れたままにせず水分をしっかり拭きとって乾かしてあげましょう。

 

それでもきれいにならない場合は人間用の「イソジンきず薬」を薄めてコットンにつけて拭いてあげるのも効果的です。

 

 

症状が改善されない場合は動物病院に連れて行きましょう。

 

病院では患部を清潔にするため薬用シャンプーで洗うように言われたり、抗生剤の塗り薬を処方してもらうことが多いと思います。

 

 

環境を見直して猫ニキビを治す

猫にアレルギー症状がある場合は、キャットフードを与えている器の素材をプラスチックから陶器のものに変えたり、キャットフードをアレルギー対応のものに変えることで症状が改善する場合もあります。

 

ほかにも猫用のベッドをまめに天日干しする、掃除をまめにすることも猫のアレルギー対策には必要です。

 

 

アレルギーは原因を特定するのがとても難しいと言われていますが、いろいろと試して猫にとって良くない環境を見直すことが大切です。

 

 

猫の肥満細胞種

猫の頭部や首のまわりを中心に体のあちこちに脱毛を伴う小さな硬いしこりがある場合は、皮膚型肥満細胞腫という病気の可能性があります。

 

 

猫の肥満細胞腫は腫瘍が出来る場所によって皮膚型肥満細胞腫と内臓型肥満細胞腫に分けられ、体に異物が侵入しアレルギー反応と局所の炎症反応を引き起こすきっかけを作る細胞が腫瘍化する病気です。

 

原因不明の病気ですが発症する平均年齢は9〜10歳と言われていますが、シャム猫に多いというデータがあるため品種による素因があると考えられています。

 

 

皮膚型肥満細胞腫と診断されると、腫瘍とその周辺を手術で切除したり、放射線治療や合成副腎質ホルモン剤の塗布などで治療していきます。

 

 

猫の扁平上皮がん

猫の扁平上皮がんは白い毛や毛の薄い部分に出来やすく、顔の鼻すじや瞼、耳に多く発生します。

 

扁平上皮がんに侵されると皮膚炎のように潰瘍やかさぶたが出来るため、治りにくい擦り傷のように見える場合もありますが、がんが進行すると腫れて潰瘍がひどくなり、出血や膿が出てきます。

 

 

長期間日光の紫外線を浴び続けることなどによって、細胞に障害が起き、扁平上皮ががん化することで発症すると考えられており、毛の一部が白い猫は紫外線の影響を受けやすく日光皮膚炎を起こしやすいため、扁平上皮がんにもなりやすい傾向があります。

 

皮膚以外にも目や口腔、気管などにも発生することがあり、口腔内に扁平上皮がんが出来た場合、タバコの煙など大気汚染が考えられる物質も原因になると言われています。

 

 

主に外科的治療でがんが出来た部分を中心にその周辺組織を広範囲に切除します。

 

ほかにも放射線治療や抗がん剤治療が行われる場合もあります。

 

 

白い猫や被毛に白い部分がある猫は、長時間紫外線にあたりすぎないよう気をつけることと、鼻や耳など顔の皮膚を毎日チェックして、異変がある場合はすぐに動物病院に連れて行きましょう。

 

 

猫の乳腺腫瘍

猫の乳腺は前足の付け根から後ろ足の付け根にかけて左右4対あり、乳腺腫瘍がある場合は乳頭が赤く腫れていたり複数の硬いしこりが見つかります。

 

早期発見の場合は数ミリ程度ですが進行するにつれ表面が潰瘍化し大きくなります。

 

避妊手術していない猫や10歳以上の老猫に多いと言われ、女性ホルモンの影響があると考えられています。

 

 

乳腺腫瘍の治療は腫瘍が出来た乳腺をすべて切除することと、卵巣と子宮の摘出手術を行います。

 

転移の状況により放射線や化学療法で治療していきます。

 

 

まとめ

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いかがでしたか?

 

猫の顔や体に出来るデキモノは、がんなど深刻な場合もありますが、早期発見であれば治る確率が高まります。

 

常日頃から猫の体を触ってデキモノなどの異変がないかチェックすることが大切です。

 

 

 

 

猫の病気

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