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猫のおしっこから甘いにおいがしたら・・・糖尿病の可能性!?

読了までの目安時間:約 6分

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猫のおしっこから甘いにおいがした場合、糖分の摂りすぎや過度なストレスによって尿から糖が検出されることもありますが、糖尿病にかかっている可能性もあるので注意が必要です。

 

猫は興奮しただけでも血糖値が上がってしまうため、とても診断が難しいと言われる猫の糖尿病、いったい何が原因でどんな症状が出るのでしょう?

 

 

猫の糖尿病とは?

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糖尿病という病気は、血糖値が異常に高い状態をいいますが、必要な糖分が細胞内に取り込めなくなり、その糖分が尿に排出されてしまうため尿から甘いにおいがするようになり、糖が吸収されないことにより栄養不良の状態になります。

 

人間同様、肥満の猫や10歳以上の高齢猫がかかりやすいと言われており、とくに肥満の猫が糖尿病になるリスクは正常な体重の猫の5倍とも言われています。

 

 

猫の糖尿病は診断が難しい

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犬と猫を比べた場合、猫の方が糖尿病になる確率が高いのですが、犬の方が糖尿病の診断が簡単だと言われています。

 

猫は興奮状態にあるだけで血糖値が上がってしまうため、動物病院に連れて行った状態で血糖値を調べても必ずしも正しい数値とは言えません。

 

興奮状態で血糖値が上がっているだけなのに糖尿病の可能性があると診断され、必要のないインスリン注射を打たれてしまうと低血糖になる可能性があるため注意が必要です。

 

 

猫が糖尿病であると正しく診断してもらうには、自宅で猫が落ち着いている状態の時の尿を専用の試験紙にとり、尿の血糖値を調べてもらいます。

 

他にもフルクトサミン測定と糖化ヘモグロビン測定という、専門機関に出す測定方法がありますが、結果がわかるまで少し時間がかかります。

 

 

考えられる原因は?

膵臓から出るインスリンというホルモンは、体内で栄養をエネルギーに変える働きをしますが、このインスリンの分泌される量が少なくなったり、体内の細胞がインスリンに対して反応しにくくなると、体内の細胞が糖を吸収出来なくなって尿の中に老廃物として捨てられ代謝が悪くなります。

 

 

肥満の猫は細胞がインスリンに対して反応しにくいと言われているため糖尿病になりやすく、膵臓が炎症を起こしていたり腫瘍が出来ている場合や、他の病気で投与されていた副腎皮質ステロイドや利尿薬、抗けいれん剤など薬が原因になる場合もあります。

 

 

他にも感染症や免疫異常、ストレスが原因になる場合もあり、高齢猫の場合は基礎代謝が落ちるため6歳を過ぎると糖尿病を発症する確率が急激に高まり、雌より雄の方が発症しやすいと言われています。

 

 

主な症状

注意すること

 

 

★よく水を飲み、おしっこの回数と量が増える

血液中の糖が増え、糖と一緒に水分も排泄されてしまうため、おしっこで失われた水分を補うために水をたくさん飲むようになります。

 

 

★体重が減る

インスリンが足りないため、食事をしてもブドウ糖を脂肪やグリコーゲンに変えて貯えたりエネルギーを効率的に利用することが出来ないため、病気の影響で食欲が増加しても体重が減っていきます。

 

 

★下痢や嘔吐

糖尿病の影響により血液が酸性になることで下痢や嘔吐を引き起こします。

 

 

★特徴的な歩き方

猫が糖尿病にかかると、かかとをつけて歩く特徴的な歩き方をすることがあり、これによって糖尿病が発見されることがあります。

 

 

他にも、元気がなかったり病状が進行すると食欲不振や白内障などの症状が出ます。

 

典型的な症状は「食べても食べても痩せていく」ということなので、思いあたる場合はすぐに動物病院で診てもらいましょう。

 

 

治療方法は?

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猫の糖尿病の治療方法は、インスリンの投与、食事療法、運動療法などがあります。

 

インスリンは人工的に生成したものを飼い主さんが毎日皮下注射します。

 

多すぎると低血糖発作を起こし、意識を失ったり痙攣を起こすことがあり、少なすぎると血糖値が下がらず注射した意味がたいため、適正量を獣医師と相談します。

 

食事療法は糖尿病の猫用の療養食などを与え、運動療法によって余分な脂肪を減らし、多すぎる血糖を消費します。

 

 

まとめ

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いかがでしたか?

 

猫のおしっこから甘いにおいがしたら、上記のような症状がないかよく観察してみましょう。

 

糖尿病の診断は難しいため、猫の専門医に診てもらった方が安心かもしれません。

 

 

 

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