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猫の皮膚が赤くなっている原因は?皮膚炎や火傷、虫刺されについて

読了までの目安時間:約 9分

猫の皮膚が赤い

 

 

猫の皮膚が赤くなっていることはありませんか?

 

春から夏にかけては虫刺されやアレルギー性の皮膚炎、秋から冬にかけてはストーブなどによる火傷の事故など1年を通して猫の皮膚が赤くなる可能性があるため注意が必要です。

 

 

自然に治る場合もありますが、中には病院で治療しないと危険な症状もあります。

 

そこで今回は猫の皮膚が赤くなっている場合に考えられる病気や症状についてまとめてみました。

 

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猫の皮膚が赤くなる原因とは?

猫の皮膚が赤い場合に考えられるのは、皮膚炎、火傷、虫刺されなどです。

 

皮膚炎はアレルギー性やノミやダニ、紫外線が原因の場合などさまざまな理由で皮膚にブツブツが出来たり赤くなる症状が出ます。

 

火傷は皮膚が赤くなるほかに被毛が焼ける、腫れるなどの症状が出ます。

 

虫刺されは掻きむしってしまうため症状が悪化することが多いと言われています。

 

 

★アレルギー性皮膚炎

猫のアレルギー性皮膚炎は、激しい痒みを伴う発疹や脱毛が目の周囲や背中などに現れるのが一般的な症状です。

 

猫が患部を舐めたり掻いたりすることで炎症が起きてしまい、症状がひどくなります。

 

 

アレルギーの原因は食べ物による食物アレルギーやカーペットなどの接触性アレルギー、花粉やハウスダストなど吸引性アレルギーのほか、金属やプラスチックが原因になる場合もあります。

 

 

アレルギー性皮膚炎は原因となっているアレルゲンを特定し、飼育環境からそれを取り除くことが一番効果的ですが、アレルゲンを特定するのは非常に難しいと言われています。

 

症状に応じてステロイド剤や抗ヒスタミン剤を投与したり、食事療法などで治療していきます。

 

 

★ノミアレルギー皮膚炎

ノミに寄生されてアレルギー反応を起こすのが猫のノミアレルギー性皮膚炎です。

 

猫にはネコノミというノミが寄生することが多く、猫の体質によってアレルギー反応が起きると言われており、猫によっては1、2匹のノミが寄生しただけでもひどい皮膚炎になる場合もあります。

 

 

治療は合成副腎質ホルモン剤や抗アレルギー剤などの投与と、ノミの駆除と予防のためにスポットタイプの除去剤などを使用しますが、猫が生活する環境にもノミの卵や幼虫などが寄生する場合があるため、カーペットや畳、布団などもノミの駆除をした方が良いでしょう。

 

 

★猫の疥癬(かいせん)

猫にヒゼンダニというダニが寄生することで発症するのが疥癬です。

 

初期症状は顔や耳にフケやカサブタを伴った赤いブツブツができ、皮膚が肥厚してくると顔がシワシワになるため若い猫でもまるで老猫のように見えます。

 

 

外に出している猫の場合はヒセンダニに感染している猫と触れ合うことで感染しますが、室内飼いの猫の場合でも飼い主が外で疥癬に感染した猫をなでたり触れたりした時に衣服にダニが付き、そのまま飼い猫に触れることで感染してしまうことがあります。

 

 

治療はダニ駆除剤を投与しますが多頭飼いの場合は他の動物も一緒に治療します。

 

治療期間中は猫のベッドなど猫が触れる布類を消毒し、室内を掃除して猫の生活環境から完全にダニを駆除するようにしましょう。

 

 

★猫の日光性皮膚炎

猫の日光性皮膚炎は白い猫や色素の薄い被毛の猫に起こりやすいと言われている皮膚病です。

 

日光に含まれる強い紫外線を繰り返し浴びることによって発症し、鼻先や耳の先端、目や口の周りなど毛の少ない部分に赤みや脱毛などがみられます。

 

掻きむしることで傷になって出血したり、悪化すると日光によくあたる部分に潰瘍が出来たり皮膚が肥厚することもあります。

 

 

治療は皮膚の炎症がひどい場合は抗炎症剤の投与や細菌感染を抑えるために抗生物質が処方されることがありますが、基本的には紫外線対策が重要となるため、窓ガラスにUVカット加工をしたり低刺激性の日焼け止めを塗るという方法があります。

 

 

★猫の火傷

寒くなると増えるのが猫の火傷です。

 

ストーブの上に飛び降りてしまったり好奇心から熱いものに手を出してしまうことで起きる高温火傷だけでなく、コタツやホットカーペット、床暖房や電気毛布など同じ場所に長時間いることによって低温火傷になる場合もあります。

 

寒い季節以外にもキッチンで調理中に鍋やヤカンに触れてしまう、熱湯がかかる、油がはねる、熱いお風呂に落ちてしまう、アイロンに触ってしまうなど日常生活にも危険が潜んでいます。

 

 

猫の火傷の症状は表面的な部分だけで比較的軽度だと、被毛が焼けている、皮膚が赤くなっている、皮膚が腫れている、などの症状があり、ひどくなると水ぶくれや皮膚がめくれているなどの症状が出ます。

 

さらに広範囲になると脱水症状が起きてぐったりしてしまうこともあります。

 

 

病院に連れて行く時は応急処置として火傷をしている部分に冷水で濡らしたガーゼや氷のうをあてて冷やしてあげましょう。

 

病院での治療は抗生物質や抗炎症剤の投与、点滴など内科的治療になりますが、重傷の場合は皮膚移植を行うこともあります。

 

 

猫は被毛に覆われているため火傷の発見が遅れたり状態がわかりにくいことがあります。

 

1日1回は猫に触って何も起きていないかチェックするようにしましょう。

 

 

★猫の虫刺され

猫にも虫刺され(刺咬症)があります。

 

蚊やブヨなどに刺された部分が炎症を起こした状態で、皮膚が赤くなり腫れや痒みがあるため患部を掻きむしってしまい触られるのを嫌がります。

 

 

人間の虫刺され同様、軽度の場合は放置していれば治りますが、蜂に刺された場合はアナフィラキシーショックの症状が出ることがあります。

 

猫がぐったりしている場合はすぐに動物病院に連れていきましょう。

 

 

また、犬だけではなく猫も蚊の媒介によってフィラリア症に感染することがあります。

 

フィラリアの幼虫が蚊に刺されることで体内に侵入し成長した成虫が肺や心臓の血管に寄生し発症するため突然死の可能性もある恐ろしい病気です。

 

咳や苦しそうな呼吸、食事や毛玉と関連性のない吐き気などの症状が見られる場合は病院で診察してもらいましょう。

 

 

フィラリア症は予防薬があるため蚊に刺されやすい環境で飼育している場合は動物病院で予防薬の相談をしてみると良いと思います。

 

 

まとめ

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いかがでしたか?

 

猫の皮膚が赤くなるのはいろいろな原因があることがわかりました。

 

猫が同じ場所を何度も舐めていたりいつもと違う行動をしていたら、体をすみずみまでチェックしてあげてください。

 

 

 

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