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猫風邪?くしゃみや鼻水の症状がある時に考えられる病気とは・・・

読了までの目安時間:約 7分

猫風邪症状原因

 

 

猫にくしゃみや鼻水の症状があったら、多くの場合は「猫風邪」と診断されると思います。

 

よく耳にする言葉ですが実際に猫風邪がどんな病気なのかご存知でしょうか?

 

また、猫にくしゃみや鼻水の症状がある場合、猫風邪だけではなく人間と同じように鼻炎や副鼻腔炎の可能性もあります。

 

 

そこで今回は猫にくしゃみや鼻水の症状がある場合に知っておきたい病気について、まとめてみました。

 

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猫風邪とは?

猫風邪は上部気道感染症と言われ、くしゃみや鼻水、咳が出るなど人間の風邪と同じような症状が出る病気で、ヘルペスウイルス、カリシウイルス、クラミジアの3つのウイルスのいずれかに感染することで発症します。

 

症状が軽い場合は自然に回復することもありますが、ウイルスや細菌に複合感染した場合は重い症状になることがあり、子猫の場合は衰弱がひどくなるため命に関わることもあるため注意が必要です。

 

★ヘルペスウイルス

ヘルペスウイルスが原因の猫風邪は猫ウイルス性鼻気管炎とも呼ばれ、生後2〜3ヶ月の子猫に多く、くしゃみや鼻水、咳や発熱、角膜炎や結膜炎などの症状が出ます。

 

 

★カリシウイルス

カリシウイルスによる猫風邪は猫カリシウイルス感染症と呼ばれ、こちらも生後2〜3ヶ月の子猫に多く、くしゃみや鼻水、発熱や食欲低下などの症状のほかに口の中や舌に潰瘍出来るため、痛みにより口臭がきつくなりよだれが多くなります。

 

 

★クラミジア

クラミジアという細菌が原因の猫風邪はくしゃみや鼻水、咳のほかに結膜炎の症状が出ることがあります。

 

 

猫風邪の原因と治療法

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猫風邪は人間の風邪と同じように感染している猫のくしゃみや鼻水、咳やよだれなどに接触することで感染します。

 

ウイルス性の場合は一度猫風邪に感染すると回復した後もウイルスが神経細胞などに潜んでいるためキャリア状態となることがあります。

 

体力や免疫力が衰えていると何度も再発してしまうので注意が必要です。

 

 

猫風邪の治療はまず原因を特定し、ヘルペスウイルスが原因の場合は抗ウイルス剤の投与、カリシウイルスの場合はインターフェロンの注射や点眼などを行い、クラミジアが原因の場合は抗生物質を投与されます。

 

脱水症状がおこっている場合もあるため点滴をすることもあります。

 

食欲がないことが多いため、療養食を与え保温と保湿も必要になります。

 

 

猫風邪がひどくなると肺炎になることも

猫風邪による気道疾患に細菌や真菌などが二次感染を起こすと肺炎になる可能性があります。

 

とくに冬の寒い季節は空気が乾燥しているため気道粘膜の働きが弱まり、細菌に感染しやすくなるので注意が必要です。

 

肺炎になると猫風邪の症状のほかに高熱を出したり呼吸困難を起こして動けなくなることもあります。

 

抗生物質や抗真菌薬の投与、薬剤の吸入療法や酸素吸入、点滴治療などで治療しますが、肺炎はホコリや刺激性のガス、薬品などの吸入、アレルギーや肺腫瘍などでも発症することがあり、原因によっては進行がかなり速いため、命に関わる場合は緊急治療が必要なことがあります。

 

 

猫の鼻炎

猫の鼻炎は細菌や真菌など微生物の感染やアレルギーなどが原因で発症します。

 

初期症状はくしゃみと水っぽい鼻汁が出ますが、悪化してくると鼻汁に膿が混じるため鼻呼吸が出来ず、辛そうに呼吸をしたり口を開けて呼吸をするようになります。

 

鼻が詰まることでにおいがわからなくなり食欲が低下して元気がなくなります。

 

 

猫の鼻炎の原因は、真菌感染によるクリプトコッカス症、花粉やハウスダスト、イエダニなどのアレルギー、煙やガス、刺激性の薬品を吸引してしまうことや猫風邪が原因になる場合もあります。

 

 

症状が悪化すると鼻炎による炎症が副鼻腔にまで広がってしまい、副鼻腔炎を併発することもあります。

 

副鼻腔炎になると鼻炎の症状のほかに鼻すじから額のあたりが腫れて熱を持ち痛みが出るようになり、膿が副鼻腔内にたまってしまうと蓄膿症になることも。

 

 

鼻炎も副鼻腔炎も抗生物質を投与するなど内科療法が一般的です。

 

副鼻腔炎の場合は症状によって副鼻腔にチューブを入れて洗浄するなど外科的治療が行われることもあります。

 

 

★鼻炎の原因になるクリプトコッカス症とは?

猫の鼻炎の原因となるクリプトコッカス症は真菌(カビ)を鼻や口から吸い込むことで感染しますが、この真菌はハトなどの糞便に多く存在しさまざまな場所に運ばれます。

 

そのため外で過ごすことが多い猫が感染しやすく、猫免疫不全ウイルスや猫白血病ウイルスに感染している猫や、糖尿病やリンパ腫などの病気にかかり免疫力が低下している猫も感染しやすいため注意が必要です。

 

クリプトコッカスはあらゆる場所に存在するため予防することは難しいと言われていますが、完全室内飼いの猫の場合は感染する可能性が低いと思います。

 

 

まとめ

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いかがでしたか?

 

猫風邪も鼻炎もウイルスや細菌感染が原因になることが多いため、子猫の頃から混合ワクチンを接種することで予防することが出来ます。

 

もし猫にくしゃみや鼻水の症状が出たら、悪化しないよう早めに動物病院に連れて行きましょう。

 

 

 

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