猫飼い方

猫の飼い方が丸わかり教科書『ねこ勉』

猫を飼う上で知りたい知識・情報を配信しています。

『猫のしっぽ』役割は感情表現だけではない!意外と知らない重要な意味とは?

読了までの目安時間:約 8分

猫のしっぽで気持ちがわかる

 

 

猫のしっぽと言えば「感情表現している」ということが良く知られていますが、実はそれだけではなく、いろいろな役割があるのをご存知でしょうか?

 

今回は、優雅に動くしっぽの構造や、複数ある形状など猫のしっぽについて掘り下げてみました。

 

 

猫のしっぽの構造

猫の骨格しっぽ

 

 

猫のしっぽは、18〜23個の尾椎と呼ばれる骨と、しっぽを前後左右に動かす4つの筋肉、細かく動かすための8つの筋肉で構成されているのが一般的です。

 

これらたくさんの筋肉により、猫はしっぽを優雅に動かすことが出来ます。

 

 

この動きは尾骨神経という神経が司っており、この神経はしっぽ全体に分布しています。

 

猫の尾骨神経は、骨盤神経や陰部神経、下腹神経のような重要な神経と連結していて、外部からの力が加わることによっていろいろな神経に支障が出ると言われています。

 

排尿・排便障害や歩行障害など恐ろしい病気を引き起こす可能性があるため、絶対に引っ張らないようにしましょう。

 

 

猫のしっぽの種類

猫シッポ種類

 

 

猫のしっぽは8つのタイプに分けられると言われています。

 

 

一番多いのが通常の長いしっぽで「フルテイル」と呼ばれており、カールしているしっぽは3種類ほどで、エアリアルカールドテイル、フランクカールドテイル、コークスクリューテイルと呼ばれ、カールの仕方によって呼び名が変わります。

 

 

珍しいものでは、フラットトゥバックテイルという、折れ曲がったしっぽが背中に沿って水平にのびているタイプや、先がねじれているキンクドテイール、6〜7センチほどの短いしっぽボブテイル、しっぽがほとんどないランピーマンクスというタイプがあります。

 

 

猫のしっぽの役割

しっぽの役割は?

 

 

猫のしっぽは感情表現以外にもいろいろな役割があります。

 

 

バランスをとる

猫がカーテンレールの上や椅子の背もたれなど、かなり狭いところでも器用に歩けるのは、しっぽでバランスを取っているからです。

 

サーカスで綱渡りをする時に長い棒を持ってバランスを取るのと同じように、猫はしっぽを左右に降ることで軌道修正をします。

 

高いところにジャンプする時や着地の時などもしっぽを上手に使います。

 

そのため、長いしっぽの猫より短いしっぽの猫の方が高いところから落ちる確率が高いと言われています。

 

 

冬の防寒具

猫好きの人達の間で、猫がお座りをしている時に足にしっぽを巻き付けている姿を「しっぽマフラー」と呼び、愛らしいと話題になっていますよね。

 

猫は気温が15度を下回ると体を丸めて眠りますが、その際、しっぽで顔を隠すような姿勢を取ることがあります。

 

これはしっぽで寒さ対策をしているのです。

 

猫にとってしっぽは、大切な冬の防寒具なのかもしれません。

 

 

マーキング

猫にとって自分だけの縄張りはとても重要です。

 

体の至るところに臭腺があり、縄張りの中で自分の匂いが消えそうな時や、新しいものを見つけた時などすかさずスリスリして匂いを付けますが、実はしっぽにも臭腺があるのです。

 

時々、猫がしっぽを何かに巻き付けているのを見かけますが、この行動もスリスリと同じく、自分の匂いを付けることで自分の縄張りだと主張しているのです。

 

 

しっぽでわかる感情表現

2016-11-13_093020

 

 

ご存知のように、猫はしっぽで感情表現していますが、意識的にしているわけではなく、しっぽが勝手に感情と連動してしまうようです。

 

普段はあまり意識していなくても注意して観察していると、しっぽの動きがかなり違うのがわかります。

 

 

しっぽをピンと立てる

甘えたい時、おねだりしたい時、ご飯がもらえる時などは猫のしっぽがピンと立っているはずです。

 

これは相手に対する親愛の情を表していると言われています。

 

 

生まれたばかりの子猫の時代に、母猫におしりを舐めてきれいにしてもらっていたことから、その習慣が大人になっても残っているのです。

 

猫がしっぽをピンと立てて近づいてくる時は子猫が母猫に甘える時のような気持ちなので、優しく撫でてあげましょう。

 

 

しっぽを左右に大きく振る

犬と違って、猫がしっぽを左右に大きく振ったら不機嫌のサインです。

 

そんな時に頭や背中を撫でたりすると、猫はさらにイライラしてしまい、噛み付かれてしまう可能性があります。

 

猫は気分がコロコロ変わりやすいので、しっぽを左右に振り出したらそっとしておいた方が良いでしょう。

 

 

しっぽの先を動かす

猫が寝ている時やくつろいでいる時に話しかけたりすると、しっぽの先を振ったりパタパタと床に軽くぶつけることがありますが、これは「返事をしている」のです。

 

呼ばれているのはわかっているけど今は動きたくない、という時などにこの仕草をするので、何度も呼んだり触ったりして、猫を不機嫌にしないようにしましょう。

 

しっぽが太くなる

猫のしっぽが太くなっている時は、ケンカなどで相手を威嚇する時です。

 

自分を少しでも大きく見せるために全身の毛を逆立て膨らませているのです。

 

 

急に大きな音がしたり、知らない人に出くわしたりして驚いた時にもしっぽが太くなります。

 

逆に降参した時にはしっぽを股の間に巻き込みうずくまって小さく見せようとします。

 

 

まとめ

2016-11-13_093629

 

 

いかがでしたか?

 

猫のしっぽには大切な役割があることがわかりました。

 

 

しっぽの長い猫の方がバランスが取りやすく、短い猫は高いところから落ちる確率が高いというのは驚きでしたね。

 

猫は意識してしっぽを動かしていない分、しっぽでしている感情表現を理解してあげると、きっともっと猫と仲良くなれると思います。

 

 

 

 

猫の身体のしくみ

この記事に関連する記事一覧

TOPへ戻る