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人間の数万倍!?猫の驚くべき『嗅覚・味覚・聴覚』の能力とは?

読了までの目安時間:約 8分

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猫を観察していると、「なぜ暗闇でも獲物を捕れるの?」「耳をパラボラアンテナのように左右別々に動かしているときは、何をしているの?」など、私たち人間とは違う、独特の仕草や行動を不思議に思うことも多いのではないでしょうか?

 

 

猫にも人間と同様に五感があり、五感を活用して生活していますが、猫の五感は人間のものとは能力が全く異なります。

 

ここでは猫の嗅覚、味覚、聴覚について知ることで、愛猫への理解を深めていきましょう。

 

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猫の五感

猫は、人間と同じように視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚と言った五感を働かせることで外界を認識したり、危険から身を守ったりしています。猫の感覚器の感知能力は人間のものとは大きく異なります。

 

 

人間は視覚に頼る割合が8割以上と言われていますが、猫は聴覚に頼る割合が一番高いです。

 

 

★猫の嗅覚

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猫の嗅覚は犬には劣りますが、臭いを感じ取る細胞の数は人間の2倍あります。

 

また、ただ臭いを感じ取るだけでなく、嗅ぎ分ける能力に優れていて、人間の数万倍から数十倍も高い能力だと言われています。

 

 

そのため、猫は飼い主や身の周りの物に自分の臭いが付いていると安心します。

 

猫が人の体や柱などに体を擦り付けるのは、自分のテリトリーや大事な相手に、自分の臭いを付けるためです。

 

また、優れた嗅覚を利用して、飼い主と飼い主の家族、他の猫、動物などを1個体ごとに識別しています。

 

 

人間も臭いがキツイ香水やキツイ体臭を嗅いだときに、鼻だけでなく口の中にも臭いを感じることがありますが、猫は口で臭いを感じ取る能力も人間よりもはるかに優れています

 

これは、猫が口の中にヤコブソン器官という、臭いを感じ取るための器官を持っているためです。

 

 

口の中のヤコブソン器官で、他の猫のフェロモンや、マタタビなどの臭いを感じ取ることができます。

 

 

★猫の味覚

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猫は食べ物も主に嗅覚で判断するため、味覚はあまり発達していません。

 

人間と同じように、味を感じるための味蕾が舌にありますが、判別できるのは苦み・酸味・塩辛さのみとされ、甘みは感知できないと言われています。

 

 

猫が自然界で口にするものはほぼ、獲物になる動物の肉と水、毛玉を吐きだすために食べる草だけなので、甘みを感じる能力は必要なかったのかもしれません。

 

 

一方、酸味には敏感なようで、猫は本来、動物を狩って餌とする生き物であり、獲物の肉が腐っていないかどうかを判断できないと命に関わるために、肉が腐ったときに生じる酸味を感知しやすいように発達したと考えられています。

 

猫が柑橘類の臭いを嫌がるのも、猫にとっては「酸っぱいもの=危険なもの」であることが本能的に刷り込まれているからかもしれません。

 

 

※猫の舌

味覚の話のついでに、猫の舌についても解説したいと思います。

 

猫はご存知のように、人間や他の哺乳類とは違って、ザラザラとした独特の舌を持っています。

 

あの特有のザラザラは乳頭と言って、毛繕いをするときにブラシの役割を果たしています。

 

 

また、獲物の骨から肉をそぎ落とす際も、ザラザラした舌が役に立ちます。

 

水を飲むときも、舌がザラザラしていることで、水をすくいやすくなっています。

 

人間に例えるなら、十徳ナイフが体に備わっているようなもので、とても多機能です。

 

 

★猫の聴覚

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猫の五感の中では、聴覚がもっとも優れています。

 

人間が聞き取れる音の周波数は20~2万ヘルツですが、猫は30~6万ヘルツまでの音を聞き取ることができます。

 

簡単に言うと、人間には聞こえない高音域である、超音波も聞き取れるということです。

 

 

また、猫は耳を左右別々に動かすことができるため、音源の方向や音源までの距離も正確に判別することができます。

 

 

猫はこの優れた聴覚を駆使して、ネズミが出す超音波を感知してネズミの居場所を察知したり、獲物の居場所や獲物までの距離を知ることができるので、暗闇の中でもスムーズに狩りをすることができます。

 

 

猫の五感には他にも秘密がいっぱい

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視覚や触覚も、猫のものは人間とは異なります。

 

猫の目はわずかな光量でも物を見ることができる仕組みなっているため、人間と違って暗い場所でもよく見えますが、視力自体は人間ほどよくありません。

 

動くものを見る動体視力は非常に優れていますが、静止したものを見分けるのは得意ではありません。

 

 

色も青と緑は識別できますが、赤は識別できません。

 

人間からは世界が三原色に見えますが、猫からは二原色に見えているのです。

 

猫に玩具などを与えるときは、赤いものよりも青色や緑色のものの方が喜ばれるかもしれませんね。

 

 

ちなみに、猫も完全な闇の中では目は見えないようで、人間の1/6の光があれば視覚を働かせることができるようです。

 

 

また、ヒゲも人間のものは飾りの要素が高いですが、猫のヒゲは触毛と呼ばれていて、ヒゲの根元にたくさんに神経が集まっているので、ヒゲが物に触れることで障害物などを感知することができます。

 

 

猫が暗いところや狭いところをスイスイと歩けるのは、障害物の有無をヒゲが教えてくれるからです。

 

ちなみに、猫はヒゲを短く切られると、ヒゲに依存する触覚も狂ってしまいます。

 

 

このように、猫の感覚器官の能力や感じ方は人間とは大きく異なりますが、猫の感覚器官の特性や能力を知って想像力を働かせることで、愛猫に対する理解がより深まりそうですね。

 

 

 

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猫の身体のしくみ

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