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猫が草を食べる3つの理由は?猫草を食べない場合は危険なの?

読了までの目安時間:約 10分

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猫と言えば猫草が欠かせないイメージです。

 

「我が家には猫草が欠かせないけれど、どうして猫は猫草を食べるのだろう?」

 

と思っている飼い主さんもいることと思います。

 

 

また、猫の飼育書などに猫草を与えなければいけないように書かれていることがあるため、

 

「うちの猫はどうしても猫草を食べないけれど、病気にならないだろうか?」

 

と不安に思っている飼い主さんもいるのではないでしょうか?

 

 

ここでは猫が猫草を食べる理由をご紹介します。

 

さらに、「猫が猫草を食べないとどうなる?」、「猫草を食べさせた方がいいの?」と言った疑問にもお答えするので、猫草について知りたい飼い主さんは、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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猫草とは

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猫草とは、猫が好むいくつかの植物の総称です。

 

猫草として知られている植物の多くは、燕麦(えんばく)やエノコログサなどのイネ科の植物です。

 

燕麦はオートミールやウイスキーなどの原料となる植物で、エノコログサはネコジャラシの俗称でよく知られる植物です。

 

 

エノコログサは道端などに生えている雑草なので、ホームセンターやペットショップで猫草として販売されているものは、ほぼ燕麦です。

 

 

外に自生しているエノコログサは、車の排気ガスや近くの畑の農薬などが付着している可能性があるため、猫には食べさせない方がよいでしょう。

 

 

猫が猫草を食べる理由

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実は、猫が猫草を食べる理由については、正確なことはまだ解明されていません

 

 

★毛玉を吐きやすくするため?

毛づくろいのときに飲み込んでしまった毛の塊を吐きやすくするためではないか、と言うのがもっとも有力な説です。

 

 

猫の舌はご存知の通り、ザラザラしているので、毛づくろいではブラシの役割を果たします。人間や犬の舌に比べて抜け毛が引っ掛かりやすく、猫が毛づくろいをすると、多かれ少なかれ、どうしても毛を飲み込んでしまいます。

 

 

そこで、トゲトゲした猫草を食べることで胃を刺激し、毛玉を吐き出すことが目的なのではないかと言う考えです。

 

 

★便秘予防?

猫草には多くの食物繊維が含まれています。

 

猫は肉食傾向が強いため、比較的便秘になりやすい動物です。

 

そこで、食物繊維が豊富な猫草を食べることで、便秘を防いでいるのではないかとも考えられています。

 

 

★猫草は嗜好品?

猫草は嗜好品なのではないか?と言う説もあります。

 

アメリカの獣医師が提唱している仮説なので、信憑性がありそうです。

 

 

人間の嗜好品の一つに、ガムがあります。

 

ガムは特に栄養があるわけではありませんし、お腹がいっぱいにもなりません。

 

 

ときどき、あごを鍛えるためや口臭を消すためなどの目的でガムを噛む人もいますが、それらは付加価値であって、ガムはもともと、ただ噛んで楽しむことを目的に作られたものです。

 

 

猫草も、猫にとってのガムのようなものなのではないか?と考える説もあります。

 

もしかしたら、ただ単に風味や食感を楽しむために猫草を食べているだけなのかもしれません。

 

 

猫は人間のように嗜好を持つ動物で、猫ごとに毛布の素材の好みが違ったりします。

 

同じ銘柄のキャットフードを美味しいと感じる猫もいれば、不味いと感じる猫もいます。

 

 

猫の嗜好性が人間に近いことを考えると、楽しみのためだけに猫草を食べても不思議はなさそうです。

 

また、もし猫草が嗜好品と言うことであれば、猫草を食べる猫と食べない猫がいるのも納得です。

 

 

猫草を食べなくても大丈夫?

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猫草はすべての猫が好むわけではなく、猫草に全く興味を示さない猫もいます。

 

「うちの猫は猫草を与えてもちっとも食べないけれど、大丈夫かしら?」

 

と心配している飼い主さんもいるでしょう。

 

 

賢明な読者の皆さんはすでにお気付きかと思いますが、実は猫草を食べなくても、全く問題ありません。

 

 

★飲み込んだ毛玉は便として出る

毛玉に関して言えば、毛玉を吐きやすい猫は、猫草を食べなくても毛玉を吐きますし、毛玉をあまり吐かない猫は、猫草を食べても毛玉を吐きません。

 

 

また、毛を飲み込みやすい猫の場合も、胃に入った毛玉はそのまま十二指腸に送られ、最終的に便として排出されるため、猫草を食べなくても心配ありません。

 

 

ただし、自分の被毛以外の異物は消化器を傷付けたり、喉や腸を詰まらせてしまう恐れがあります。

 

細かい部品やビニールなどの危険な物を猫が飲み込んでしまわないよう、注意しましょう。

 

 

また、長毛種は本来の猫の被毛の長さではないため、毛づくろいの際にどうしても口の中に抜け毛が入りやすくなりますし、短毛種よりも毛を飲み込みがちです。

 

長毛種の場合は、人間がブラッシングして抜け毛を取り除いてあげましょう。

 

 

★猫の便秘の解消法

猫草を食べる理由には、便秘の予防や解消では?と言う説もありますが、猫が便秘をしたときは、猫草の他にも解消法があります。

 

 

使用するのはプレーンヨーグルト、または猫用の消化酵素です。

 

プレーンヨーグルトとは砂糖などで味を付けていないヨーグルトです。

 

 

プレーンヨーグルトは1日に小さじ2杯までを目安に、猫に食べさせます。

 

ヨーグルトにはビフィズス菌などの、便秘の解消に役立つ善玉菌が含まれているので、猫の便秘が改善することがあります。

 

 

ヨーグルトを食べられる量は猫によって個体差もあるため、下痢をしていないか様子を見ながら、量を加減して与えます。

 

 

猫用の消化酵素で便秘が解消する猫もいます。

 

こちらは、各メーカーから発売されているものが、ペットショップなどで購入できます。

 

 

消化酵素は、それぞれの猫の好みによって、「メーカーAのは食べないけれど、メーカーBのは食べる」など好き嫌いをすることもあります。

 

食べてもらえない場合は、別のメーカーの製品を試してみましょう。

 

 

ただし、これらの方法を試しても改善の様子が見られない場合は、獣医師に相談しましょう。

 

 

猫草を食べさせた方がいいの?

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猫が猫草を食べる理由が専門家の間でもハッキリとは分かっていないため、猫草の必要性について断言するのは早計です。

 

ですが、今の段階であえて結論を述べるなら、「猫草は食べてもよいけれど、食べさせなくても特に問題ない」と考えて差し支えないと思います。

 

 

獣医師によっては、「猫草は害はないが、特に体によいわけでもないのでオススメはしない」と言う見解を示す獣医師もいるようです。

 

 

将来、猫草の有用性が実証されることで専門家の見解が変わることもあるかもしれませんが、少なくとも現段階では、猫草を食べるか食べないかは、猫と飼い主の好みで決めてよいのではないでしょうか。

 

 

 

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