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舐められると痛いのはなぜ?猫の舌には秘密がいっぱい!

読了までの目安時間:約 9分

猫の舌役割

 

 

一度でも猫に舐められたことがある方はご存知だと思いますが、猫に舐められるとザラザラしていて痛いですよね。

 

でも猫にとってはそのザラザラが大切な役割を果たしています。

 

 

今回は、猫の舌について、その役割や味覚、なぜ舌をしまい忘れている猫がいるのか?など猫の舌についての特集です。

 

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猫の舌はなぜザラザラするの?

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猫の舌には喉の奥に向かってびっしりと突起が生えています。

 

これが猫の舌のいわゆるザラザラの部分で「糸状乳頭」と呼ばれています。

 

猫は犬とは違い、人間と共に生活する歴史が浅いため、狩りをしていた時代の体の構造を今でも引き継いでいますが、獲物の肉を削ぎ落とすためのザラザラした舌は、野生でも十分な栄養を摂取するための進化だったと言われています。

 

 

舌でブラッシング?

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狩りを必要としない現代の飼い猫でも、ザラザラした舌が必要です。

 

その役割のひとつがグルーミングです。

 

猫はとてもきれい好きでシャンプーの必要がないほど、自分で体をきれいにします。

 

その際、ザラザラした舌をブラシのように使って汚れを取ったり絡まった毛をほぐしたりしています。

 

 

突起で水を飲む

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猫が食事の際に肉を骨から引きはがしたり、お皿の底についた餌をきれいに舐めとったり出来るのも、舌がザラザラしているからです。

 

お水を飲む時にも舌を使いますが、猫の舌は秒速76.2センチメートルという驚くべき速さで動き、舐める動作を1秒間に3,4回繰り返します。

 

1回の動作でおよそ0.14ミリリットルの液体を飲むことが出来ると言われています。

 

 

飼い主のことを舐めるのはなぜ?

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猫が飼い主のことを舐めるのは、基本的には「親愛の証」と言われています。

 

猫は子猫の時に母猫にグルーミングしてもらったり、仲間同士で舐め合って毛繕いをしますが、飼い主さんが寝ている時などに舐めてくるのは、甘えたい時や構って欲しい時です。

 

外から帰ってきた時に舐めるのは、自分の知らない匂いを消そうとしているから、と言われています。

 

 

人を舐める時は加減している?

猫は飼い主さんへの愛情表現としてペロペロ舐めてきますが、飼い主さんにとっては少し痛いので困ることがありますよね。

 

でも猫は自分を毛繕いする時や餌を食べる時よりも「加減して人間を舐めている」という説があるそうです。

 

 

猫としては人間を傷つけないよう優しく舐めているつもりなので、少々痛くても許してあげてください。

 

ただ、肌の弱い方は猫のザラザラの舌で舐められると荒れてしまうこともあるようなので、気をつけましょう。

 

 

猫の味覚

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大人の猫の舌は表面にキノコの形をした茸状乳頭と呼ばれる乳頭があり、それぞれ40〜40,000個の味蕾細胞があると言われています。

 

味蕾細胞は味についての情報を脳に伝える特殊な細胞ですが、人間が甘い、辛い、しょっぱい、すっぱい、苦い、うまい、など細かく味覚を感じられるのに比べ、猫はしょっぱい、苦い、すっぱい、の3種類しか感じられないと言われています。

 

 

猫の舌は甘みを感じない?

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犬は砂糖に反応するセンサーが多いという研究結果がありますが、猫はまったくないか、あったとしてもごくわずか、と言われています。

 

日本では「猫と言えば主食は魚」と思われてきましたが、実は猫は肉食のため、犬のように果物など補助的な食料を必要とせず、肉ばかりを極端に食べてきたため、甘みを感じる必要がなかったと言われています。

 

 

すっぱい=旨い?

猫が感じる3種類の味覚の中で、苦みには敏感で塩味に鈍感と言われています。

 

腐った肉の中に含まれる特定のアミノ酸は苦いと言われており、猫は苦みのセンサーを使って腐ったものを食べないようにしています。

 

塩味に鈍感なのも肉が関係しており、獲物の肉さえ食べていれば「塩分=ナトリウム」は十分に摂取出来るため、塩味を感じなくても生きて来られたのです。

 

 

また、猫はすっぱいという感覚にも鈍感ですが、肉の中に含まれるリン酸、カルボン酸、ヌクレオチド三リン酸などを旨味として感じているため、「すっぱい=旨いと感じているのでは?」と言われています。

 

 

舌をしまい忘れる猫

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猫が舌をしまい忘れている様子はとても愛らしく、ネットでも話題になっていますが、猫が舌を出しっ放しにしているのは「リラックスしていてしまい忘れた」というのが一番の理由だそうです。

 

そのため、舌を出しているのは飼い猫に多く、常に警戒心のある野生の猫にはあまり見られないそう。

 

毛繕いしている最中に呼びかけたりすると、舌を出したまま振りむくので思わず笑ってしまいますよね。

 

 

ただ、舌を出していて元気がなかったり様子がおかしい場合は、病気の可能性もあるので気をつけましょう。

 

 

猫と猫舌

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猫の舌、と言えば「猫舌」を思い浮かべる人も多いと思います。

 

猫は30度くらいの食べ物をすごい勢いで食べていても、35度を超えると途端に食べなくなると言われていますが、実は人間以外の動物のほとんどが、40度以上の熱いものを口に入れようとはしないそうです。

 

ではたくさんいる動物の中でなぜ「猫舌」なのでしょう?

 

それは、猫が昔から人間の身近にいた動物で、人間と同じものを食べる傾向があり、熱いものを与えても冷めるまで待っていた、というところからきているそうです。

 

 

まとめ

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いかがでしたか?

 

猫の舌にはまだまだ私達が知らないことがたくさんありました。

 

猫は犬のように「しつけをして飼い主の言うことを聞かせる」のではなく、猫の独断?で好き嫌いを決めているので、猫にぺろぺろ舐められたら「自分は猫にとても好かれている!」ともっと喜んで良いのかもしれませんね。

 

 

 

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猫の身体のしくみ

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