猫飼い方

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猫が死ぬ!?絶対食べてダメな食べ物と条件付OKな物を徹底解説

読了までの目安時間:約 20分

猫が食べてはいけない食べ物

 

 

猫は人間とは体の作りが違うため、食べさせてはいけない食べ物を判断するのも、専門知識がないと難しいです。

 

ここでは、身近な食べ物を中心に、絶対に与えてはいけない食べ物と、条件付きで食べさせてもよい食べ物をご紹介します。

 

 

中には「え?それも猫に食べさせちゃいけなかったの?」と意外に思う食べ物も掲載されていると思います。

 

猫を飼っている人・猫を飼おうと思っている人は、ぜひ読んでおいてくださいね。

 

 

絶対に食べさせてはいけない食べ物

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猫と人間では体の作りが違います。

 

人間用に加工・調理された食べ物は、絶対に食べさせてはいけないと覚えておきましょう。

 

味付けなどをしていなくても、食品の成分そのものが猫に有害な食べ物もあります。

 

 

ここに挙げるのは、例え少量であっても猫に食べさせてはいけない食べ物の具体例です。

 

必ず覚えておき、家族とも情報を共有しましょう。

 

 

★ネギ類

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ネギ科の植物は、猫が食べると溶血性貧血(赤血球が破壊されることで起こる貧血。ネギ中毒とも呼ばれる)を起こします。

 

ネギ科の植物で代表的な食べ物は、玉ネギ、長ネギ、ニラ、分葱、ラッキョウ、浅葱、ニンニクなどです。

 

 

ネギ科の食べ物は人間の体には有益ですが、猫の血液中のヘモグロビンは分子構造が人間のものとは異なるため、猫がネギ科の食べ物を食べると赤血球を破壊してしまいます

 

 

ネギ中毒の症状は、血色素尿(赤~褐色の尿)、嘔吐、動悸、ふら付き、黄疸、下痢などです。

 

自然に回復することが多いですが、体力のない幼猫・シニア猫や、健康な成猫でも体質や体調によっては重度の貧血状態に陥り、死んでしまうこともあります。

 

 

また、ネギ類に対する耐性は体質による個体差も大きいようで、毎日食べても平気な子もいれば、ネギ類が入っているスープを一舐めしただけで病院行きになる子もいるようです。

 

ですが、与えてみないとどのくらいの量なら大丈夫かわからないので、与えるリスクが高すぎますし、ネギ類は猫の体には必要のない食べ物です。

 

 

調理方法を問わず、絶対に与えてはいけません。

 

ネギ類はハンバーグやコロッケなど、人間のおかずに入っていることも多いです。

 

残り物のおかずなども食べさせないよう注意しましょう。

 

 

★アワビ

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「猫がアワビを食べると耳が落ちる」と言う言葉は、昔の人がアワビを食べた猫の様子を表現した言い伝えですが、単なる迷信ではなく、科学的根拠に基づくものです。

 

 

アワビの内臓には光励起物質である「ピロフェオホルバイドa」などが含まれており、光線過敏症の原因となります。

 

 

猫は被毛があるので、皮膚には光が届きにくいですが、耳は被毛が薄いため、耳の血管の中に光励起物質があると、光に反応して光線過敏症を起こします。

 

光線過敏症を起こした耳には激しい痒みが生じ、猫が掻きむしってしまいます。

 

 

「耳が落ちる」の言葉の通り、耳の組織が壊死するケースもあります。

 

歯ですりつぶしにくく、喉に詰まらせやすいと言う意味でも、猫には与えない方が無難です。

 

 

★練り物

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人間用に加工された食べ物は、塩分や糖分が多すぎるので猫に与えてはいけません。

 

かまぼこやちくわなどの練り物は猫も好みますが、人間用に味付けされているので猫の体には塩分が多すぎますし、添加物が含まれている製品も多いです。

 

絶対に食べさせないようにしましょう。

 

 

★牛乳・チーズ・バター

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猫は、牛乳に含まれる乳糖を分解するための酵素をあまり持っていないため、牛乳を与えると下痢を起こすことがあります。

 

また、チーズやバターなどの乳製品も、塩分が多いので猫の体には有害です。

 

 

★魚・鶏の骨

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魚の骨や鶏の骨は、鋭いので喉や消化器官に刺さりやすく危険です。

 

また、尖っていない魚の背骨なども、喉や消化器官内を詰まらせる恐れがあり、腸閉塞などを引き起こす可能性があります。

 

魚や鶏を与えるときは、骨を完全に取り除きましょう。

 

 

★チョコレートなどカカオマスが含まれるもの

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カカオマスに含まれる「テオブロミン」と言う物質は心臓や中枢神経を刺激するので、猫が摂取すると下痢や吐き気、血圧上昇、不整脈、興奮、痙攣などの症状を引き起こし、最悪の場合は死亡することもあります。

 

ココアもカカオが含まれているので絶対にNGです。

 

 

★お茶などカフェインが含まれるもの

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カフェインの覚醒作用は、人間には眠気覚ましによいですが、猫には刺激が強すぎるので与えないようにしましょう。

 

 

★人間のスイーツ・お菓子

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人間用のお菓子は、猫には糖分や塩分、脂肪分が多すぎます。

 

肥満にならない範囲なら与えてもよいとする情報も多いですが、人間用のお菓子は、猫にとっては百害あって一利なしです。

 

絶対に与えないようにしてください。

 

 

★ナッツ類

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中毒を起こす可能性があります。

 

食べても平気な子もいますが、個体差があるので与えない方が賢明です。

 

 

★香辛料・調味料

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ワサビや胡椒などの香辛料は、胃腸炎や内臓障害の原因となります。塩や砂糖などの調味料も、猫には糖分や塩分が多すぎます。

 

干物なども塩分が多いので、猫に与えないようにしましょう。

 

 

猫も塩分はごく少量は必要としますが、通常のキャットフードで必要量を補えるので、人間の食べ物まで与えると塩分の過剰摂取になってしまいます。

 

塩分の摂りすぎは心臓や腎臓に負担が掛かるので、注意しましょう。

 

 

★アルコール類

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ごく少量のアルコールでも、猫の小さな体には大きな負担になります。

 

猫にお酒は必要ないので、面白半分で飲ませないようにしてください。

 

 

★ドッグフード

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犬と猫では、必要な栄養素が異なり、体内で合成できる栄養素も異なります。

 

ドッグフードは、猫にはタンパク質・ミネラル・ビタミンが不足します。

 

また、必須アミノ酸の一つであるタウリンも不足しています。

 

 

ちなみにタウリン不足が続くと「進行性網膜萎縮」を起こし、最後には失明します。

 

一度網膜が委縮すると、一生治りません。

 

タウリン不足は心筋症・神経の異常・生殖能力の低下の原因にもなります。

 

猫には必ず、キャットフードを与えましょう。

 

 

★人間用の薬

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猫の体調が悪いからと言って、素人判断で人間の薬を投与することは絶対に避けてください。

 

猫の体は、持っている酵素や血液の分子構造など、細かい所が人間とは違うので、人間用の薬を飲ませるのは大変危険です。

 

猫の具合が悪いなら、動物病院で診てもらいましょう。

 

 

また、人間用の薬を猫が勝手に口に入れることがないよう、きちんとしまっておきましょう。

 

 

★花・観葉植物

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全部ではありませんが、花や観葉植物も、中毒症状を引き起こすものなどがたくさんあります。

 

室内や庭に危険な植物がないかチェックし、猫が食べると危険なものは撤去しましょう。

 

 

一般家庭によくある植物で猫に危険なものには、朝顔・アロエ・オシロイバナ・チューリップ・ツツジ・トマトの葉・日日草・彼岸花・ヒヤシンスの球根・フクジュソウ・ベコニア・ホオズキ・ポインセチアなどがあります。

 

 

ここに挙げた以外にも、猫が口にすると危険な植物がいろいろとあるので、他の植物が家にあるようなら、安全かどうか調べることをおすすめします。

 

 

★ヒキガエル

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ヒキガエルは毒を持っているので、食べると死亡する可能性があります。

 

また、ヒキガエル以外の毒を持っていない両生類も、死ぬと体から毒を出すので、死んだアマガエルなども危険です。

 

 

止めておいた方がよい食べ物

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科学的根拠が乏しいなどで「絶対にダメ」とは言い切れないものの、猫には与えない方が無難な食べ物も挙げておきます。

 

 

★ブドウ・レーズン

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ブドウまたはレーズンの摂取による、犬の死亡例が報告されています。

 

アメリカでは、2003年~2004年の1年間で140件の報告があったうち、約50件が重症で、7件が死亡しているそうです。

 

 

上記は犬の症例であって、猫については正式な見解は出されていないようです。

 

ですが猫は犬よりも解毒機能が弱いので、避けておいた方が無難と思われます。

 

 

そもそも、野生の猫が自分でブドウやレーズンを食べることはないので、猫の体には必要のない食べ物であることは間違いありません。

 

 

★古くなったドライフード

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ドライフードはビタミンB1が添加されている製品が多く、猫はたくさんのビタミンB1を必要とします。

 

ですが、ドライフードが古くなると添加されたビタミンB1が壊れてしまい、ビタミンB1欠乏症を招く恐れがあります。

 

 

猫がビタミンB1欠乏症になると、食欲減退・体重減少・嘔吐・ふら付きなどを引き起こし、酷い場合には昏睡状態に陥り、死亡することもあります。

 

 

ドライフードはフードストッカーなどで密封して、鮮度が落ちないように保存し、消費期限が切れたものは潔く捨てましょう。

 

 

★消化が悪い食べ物

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キノコ類やトウモロコシ、山菜類、大量の野菜などは、不要性食物繊維であるセルロースを消化できず、消化不良を起こすことがあります。

 

食物繊維が豊富な食品は、避けましょう。

 

豆類は消化できないだけでなく、丸ごと飲み込んでしまって、喉を詰まらせる恐れもあります。

 

 

条件付きで食べさせてもよい食べ物

 

条件を守れば、猫に食べさせてもよい食べ物を挙げます。

 

 

★イカ・タコ・エビは加熱したものを少量ならOK

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生のイカには、ビタミンB1を分解してしまう「チアミナーゼ」と言う酵素が含まれています。

 

同様に、生のタコやエビにも含まれています。

 

猫は多くのビタミンB1を必要とするので、生のイカやタコ・エビを食べることで、急性ビタミンB1欠乏症を引き起こすことがあります。

 

 

急性ビタミンB1欠乏症の症状は、初期段階では食欲低下や嘔吐、さらに進むと瞳孔の開きやふら付きが見られます。

 

また、重症な場合は痙攣を起こす・異常な姿勢を取る・大声で鳴き続けるなどの症状が見られ、最終的には昏睡状態に陥って死亡します。

 

 

ですが、チアミナーゼは加熱すると働かなくなるので、加熱したものなら食べさせても大丈夫です。

 

ただし、イカ・タコ・エビは消化が悪く、食べすぎると嘔吐・下痢・便秘を引き起こすことがあるので、与える場合は加熱したものを少しだけにしましょう。

 

全く与えなくても問題ありません。

 

 

イカとタコはコレステロール値が高いのも短所ですが、猫の体に必要なタウリンを多く含む長所もあります。

 

ただし、スルメは塩分が多すぎるので与えないようにしましょう。

 

 

★卵の白身も過熱すればOK

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生卵の白身には、ビオチン(ビタミンの一種)を分解する「アビジン」と言う成分が含まれているため、猫がたくさん食べると皮膚炎や結膜炎を引き起こすことがあります。

 

 

ですが、アビジンは加熱すれば働かなくなりますし、卵自体は良質なタンパク源となる食品なので、加熱すれば猫の体に有益な食べ物になります。

 

ゆで卵か、油や調味料を使わずにスクランブルエッグにして与えるとよいでしょう。

 

 

★豚肉も過熱すればOK

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生の豚肉には「トキソプラズマ」と言う寄生虫がいることが多いので、与えるときは必ず、よく加熱しましょう。

 

抵抗力が弱い猫が感染すると、命を落とすこともあります。

 

 

★青魚は少量なら猫の体に有益

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アジ・イワシ・サバなどの青魚に含まれる「不飽和脂肪酸」は、少量であれば猫の体に有益な成分です。

 

 

しかし、猫が不飽和脂肪酸を摂りすぎると、イエローファット(黄色脂肪症)と言う病気になります。

 

イエローファットは皮下脂肪が酸化・変性して炎症を起こす病気で、お腹から胸にかけて、痛みと熱を伴うシコリができます。

 

 

この病気になると、猫は痛みのせいで触られるのを嫌がったり、歩きにくくなったりします。

 

青魚は、少しだけ与えましょう。

 

 

★レバーも少量なら猫の体に有益

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レバーはビタミンが豊富で、猫の体にも有益な食品です。

 

ですが、レバーにはビタミンAが豊富に含まれていて、ビタミンAは使い切れない分が全部体内に蓄積されてしまうので、食べすぎるとビタミンA過剰症を引き起こします。

 

 

ビタミンA過剰症になると、骨の変形や、骨の連結の異常が生じます。

 

重症になると起き上がることもできなくなってしまうので、レバーは少しだけ与えましょう。

 

 

食べさせてよいかわからないときは、獣医さんに相談を

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身近な食材についてなるべく掲載しましたが、猫の口に入る可能性があるものは多岐に渡るので、ここに掲載されているもの以外にも危険な食べ物・注意が必要な食べ物が存在します。

 

 

人間の食べ物を与えないことは基本ですが、ここに掲載していない食べ物で、猫に与えてよいかわからないものについては、獣医さんに相談しましょう。

 

 

また、猫に与えてよい食べ物も、同じものばかりたくさん食べさせると栄養が偏ってしまいます。

 

猫の食事もバランスを心掛けましょう。

 

 

 

 

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