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出来ないと飼い主失格!?猫の体の正しい保定方法6つ解説

読了までの目安時間:約 10分

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猫を飼っていると、保定ができないと困る場面も多く出て来ます。

 

動物病院などでも保定は飼い主が自分で行わなければならないことが多く、愛猫を正しく保定できることは、猫の飼い主にとって必須スキルの一つと言えます。

 

 

ここでは猫の保定の方法を何パターンかご紹介します。

 

保定の方法を使い分けることで、採血や強制給餌など、色々な目的に対応できます。

 

愛猫が怪我や病気をしたときや、健康診断のときに必要な検査や治療をしっかり受けられるよう、猫の保定の方法を覚えておきましょう。

 

 

保定とは?

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出典:https://pet.benesse.ne.jp/

 

 

保定とは、動物の体を安全に押さえることです。

 

動物病院で検査や治療を受けるときなども、人間の患者ようにこれからすることを理解して協力してもらうわけにはいかないので、適切な方法で保定することが必要になります。

 

 

飼い主の中には、嫌がるペットを無理やり押さえ付けるようで可哀想に思う人もいますが、上手く押さえられずに長時間、追い掛け回される方が動物が可哀想ですし、最悪の場合は「逃げてしまうので治療はできません。病気のままでいてもらうしかありません」と言うことになってしまいます。

 

 

きちんと保定して必要な検査や治療を素早く行うことは、動物にとってストレスが少ないやり方でもあり、動物の健康を守ることにも繋がるのです。

 

 

そして、正しい方法で保定すれば動物の体を傷付けることもありません。

 

 

動物病院でも保定するのは飼い主

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動物が一番信頼していて、体を触られることに抵抗が少ない相手は飼い主です。

 

動物病院でも保定はスタッフではなく、飼い主がするように促されることが多いです。

 

 

保定を行うのが飼い主の方が動物にストレスが掛かりませんし、動物が嫌がることをしなければならないときに、よその人である病院スタッフよりも、飼い主の方が咬み付かれたりなどの攻撃をされにくいと言う事情もあります。

 

 

獣医師や動物看護士が怪我を負ってしまうと、手が上手く動かないなどで、肝心な検査や治療に差し支える可能性もあります。

 

動物を飼うなら、保定技術もなるべく習得しておきたいところです。

 

 

保定を行うときの心構え

注意すること

 

 

保定をしなければならないときの言うのは、たいていの場合、動物が嫌がることをしなければならないときです。

 

ですが、検査や治療は動物を守るために必要なことなので、虐待をするのとは違います。

 

 

保定中に動物が驚いたり嫌がったりしますが、そこで可哀想だからと手を放してしまっては、動物にとって嫌な時間が長引くばかりです。

 

保定をするときは、心を鬼にして最後までしっかり押さえることが大切です。

 

 

動物が嫌がって咬んだときや、急に逃げようとしたときに、飼い主が驚いて手を放してしまうこともあります。

 

咬まれることや動物が暴れることなどもあらかじめ想定して、覚悟しておきましょう。

 

 

咬み付かれることが予想される場合は、エリザベスカラーを装着しておくのもおすすめです。

 

また、咬まれたときに慌てて手を引っ込めるのはNGです。

 

動物の歯が食い込んだまま手を引っ込めると、傷口が引っ張られて大きくなってしまいます。

 

 

猫の保定方法

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保定を行うときは、動物の体を傷付けずに、なおかつ動物が自分で動けないように押さえる必要があります。

 

猫の保定には、以下のような方法があります。

 

 

★洗濯ネットに入れる

猫を洗濯ネットに入れてしまいます。

 

実際に、猫を動物病院に連れて行こうとすると、洗濯ネットに入れて来るように指示されることも多いようです。

 

 

ある程度、動作の自由を奪っている状態なので、その先の保定がしやすく、検査や治療がしやすいです。

 

簡単なので、初心者向きの保定方法でもあります。

 

 

★バスタオルをかぶせる

猫の頭からバスタオルをかぶせて前足を押さえ、視界と前足の自由を奪います。

 

後ろ足から採血したいときなどに使える保定方法です。

 

 

★四肢を掴んで横向きに寝かせる

猫の左右の前足を片手で掴み、もう片方の手で左右の後ろ足を掴んで、そのまま猫を横向きに寝かせます。

 

こちらも後ろ足からの採血のときに使える保定方法です。

 

 

★猫の首を固定させる

首の静脈から採血したいときに使える保定方法です。

 

    • 猫の頭を、片手で首側から掴むようにして、頬骨を掴みます。利き手で掴むのが掴みやすいです。
    • 頬骨を掴んだまま、反対の手で猫の両前足を掴み、そのまま処置台から猫の上半身がはみ出る位置までスライドさせて移動させます。
    • 掴んだ前足が動かないように、下方向に伸ばします。
    • 頬骨を掴んでいる方の手で猫の顔を持ち上げ、腕と肘を猫の背中に密着させて体を押さえます。

 

猫が嫌がって後ろ足で暴れる場合は、猫の首から下をバスタオルで包んでしまいます。

 

 

★猫の前足を固定させる

前足から採血したいときなどに使える保定方法です。

    • 猫と同じ向きに体を向け、固定したい前足と反対側の腕を猫の首に回し、首の下側を持ちます。
    • もう片方の手で、固定したい方の前足の肘を持ち、前方に伸ばします。

 

猫が嫌がって暴れる場合は、猫の首から下をバスタオルで包んでしまいます。

 

 

★強制給餌の保定方法

病気などで猫が自分で餌を食べられないときに、注射器などで口の中に餌を入れて食べさせることを強制給餌と言います。

 

 

強制給餌をするときは、利き手と反対側の手で猫を保定します。

 

右利きの人なら、左手を猫の首に回し、下側から顔を掴んで固定します。

 

 

そして利き手に餌が入った注射器などを持ち、犬歯と前歯の隙間から餌を流し入れます。

 

誤嚥や吐き戻しの原因になるので、一度に口の中に餌をたくさん入れ過ぎないよう注意します。

 

 

猫が嫌がって暴れるようなら、首から下をバスタオルで包んでしまいます。

 

 

保定に使う道具は普段から慣れさせておく

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保定に使う洗濯ネットやバスタオルなどは、普段から触れさせて慣れさせておきましょう。

 

保定するときだけ洗濯ネットなどを見せると、猫が嫌なことをされると覚えてしまい、見せた途端に逃げてしまうようになります。

 

家の中にいつもある物で、特別な物ではないと認識させておく方がよいでしょう。

 

 

また、保定のときの体の押さえ方も、できれば子猫のうちからスキンシップの一環として日常的に行い、慣れさせておくのがおすすめです。

 

普段から遊びの中で保定することで飼い主が動作に慣れておくこともできるので、いざと言うときに慌てずに保定できます。

 

 

 

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