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猫に散歩は必要?準備すべき事と注意点や知っとくべき8つのリスク

読了までの目安時間:約 16分

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猫を室内飼いにする飼い主さんが増えたせいか、猫を散歩させている飼い主さんを見掛けることも増えていますね。

 

ペットショップでも、猫を散歩させることを前提にしているのか、猫用のハーネスが売られています。

 

 

猫に散歩は必要なのか?と言う議論も見聞きするので、「猫にも散歩させた方がよいの?」と迷っている飼い主さんもいることと思います。

 

 

そこでここでは、散歩をさせてはいけない猫と、散歩を喜ぶ可能性がある猫についてお伝えします。

 

また、猫を散歩させるリスクや、散歩させる場合に準備すべきことなどもお伝えします。

 

猫の散歩について悩んでいる飼い主さんは、参考にしてくださいね。

 

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猫にも散歩は必要?

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★外を怖がる猫の場合

子猫のときから家の中しか知らずに育った猫の場合は、ベランダに出しただけでも恐がってしまう猫が多いです。

 

外を怖がる猫の場合は、散歩は必要ありません。

 

 

外を怖がる猫に無理に散歩をさせると、ちょっとしたことで驚いて逃げてそのまま見付からなくなってしまったり、驚いた拍子に道路に飛び出してしまうこともあるため、大変危険です。

 

何より、楽しいはずの散歩が、猫にとって大きなストレスになるのでよくありません。

 

 

また、飼い主以外の人間を怖がる猫も、散歩は止めた方が無難です。

 

田舎に住んでいて、ほとんど人通りがないのであれば話は別ですが、外には知らない人間がたくさんいます。

 

猫好きなよその人が撫でようとすることもあるでしょう。

 

よその人を怖がる猫にとっては、散歩に行くことは大きなストレスになります。

 

 

散歩ができないことで運動不足を心配する飼い主さんもいるかもしれません。

 

ですが猫は上下運動が得意な分、家の中だけでも充分な運動量を確保することができます

 

飼い主が玩具を使って一緒に遊ぶことで、激しい運動も家の中でできます。

 

 

★外に出たがる猫の場合

外に出たがる猫の場合は、散歩をさせることで、猫本来の暮らしに近い豊かな生活を与えることができます。

 

犬の散歩は運動させることが目的ですが、猫の散歩は、外の刺激を感じることでストレスを発散したり、気分転換をさせることが目的になります。

 

 

散歩をすることで四季の変化や、風や草花の匂いなど、家の中にはない刺激を感じることができます。

 

外に出たがる猫の場合は、散歩をさせることで猫の楽しみが増えるでしょう。

 

 

猫に散歩をさせるリスク

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猫が望むなら散歩はよいものですが、猫を外に出すことにはさまざまなリスクもあります。

 

外に出る猫のリスクには、以下のものが挙げられます。

 

    • 他の猫との喧嘩
    • 散歩に出たまま家出してしまう
    • 交通事故
    • 植物や化学物質による中毒
    • 感染症(細菌、ウイルス、ダニ、ノミなど)
    • よその人からの虐待
    • 近隣トラブル
    • 猫を盗まれてしまう

 

 

このように、外に出る猫には多くのリスクがあるため、外猫として飼われている猫の平均寿命は、室内飼いの猫よりも5年ほど短くなっているのも事実です。

 

 

これらのリスクを軽減させるには、猫だけで散歩させず、必ず飼い主が同行するようにします。

 

それでも、完全にリスクを避けることは難しいでしょう。

 

 

結局、猫に散歩させてよいの?ダメなの?

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外に出たがらない猫の場合は散歩はさせないと言うことで話が済みます。

 

ですが外に出たがる猫の場合は、「多少危険でも、散歩をさせることで豊かな生活を送らせるのがよいのか」、それとも「不自由でも安全な生活を送らせて、少しでも長生きさせるのがよいのか」と悩みますね。

 

 

専門家の間でも意見が分かれているので、最終的には飼い主さんそれぞれの価値観に判断が委ねられることになります。

 

 

基本的には、「幸福度が多少低くても長生きさせたいのか」、「多少寿命が短くなっても、より幸せな生活を送らせたいのか」を考えて決めるのがよいと思います。

 

 

個人的には、猫を散歩させることで、もしかしたらお別れが少し早くなるかもしれないけれど、できる限り充実した毎日を過ごさせてあげたいので、散歩はアリだと思っています。

 

ですが、その考えが猫にとって正解かどうかは、猫のみぞ知る、です。

 

 

私の場合は、郊外の静かな住宅街に住んでいますし、外猫も少ない地域なので、猫の散歩を前向きに検討しやすい環境だと言うのもあります。

 

 

もし、外猫が多い地域に住んでいたり、自宅の前が往来の激しい幹線道路になっているなど、猫の散歩に適さない環境で生活していたら、外で散歩させる以外の方法を考えるでしょう。

 

 

猫を散歩させるときの準備と注意点

もし、猫に散歩をさせようと決めたなら、可能な限り安全に散歩できるよう、入念に準備をしましょう。

 

 

★猫と飼い主の親密度が高いことが必須

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猫の散歩は、安全に行うために飼い主の同行が必要です。

 

また、猫と飼い主が仲良くないと、散歩に同行しても猫を守ることができません。

 

 

猫との親密度を確かめるには、以下に当てはまる項目があるかチェックしてみるとよいでしょう。

 

    • 飼い主と一緒に寝るときに顔の近くで寝る、またはお尻を向けて寝る
    • 飼い主の入浴中に、お風呂場に付いて来る(お風呂嫌いな猫の場合)
    • 飼い主が出掛けようとすると、一緒に付いて来たがる
    • 飼い主が呼ぶとそばに来る

 

 

これらの項目に当てはまるなら、猫が飼い主のことを非常に信頼して大事に思っている証拠です。

 

もし、猫があまり仲良くしてくれない場合は、散歩は止めておいた方がよいでしょう。

 

 

★子猫のときは散歩させない

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散歩をさせるなら、子猫のときから外の世界に慣れさせた方がよいと思うかもしれませんが、散歩は猫が大人になってからの方が賢明です。

 

 

子猫はまだ、危険から自分の身を守ることができないため、散歩させることで思わぬ事故に遭う可能性があります。

 

 

猫は何かに驚いた拍子に飼い主を置いて逃げてしまうことがありますが、それが子猫の場合は、状況を的確に判断して身の安全を確保することができないため、危険です。

 

 

暑さや寒さにも大人の猫より弱いので、どこかに逃げたまま、なかなか見付けてもらえないと衰弱してしまう可能性があります。

 

また、狩りもまだ練習中なので、飼い主とはぐれている間の餌を確保できずに飢えてしまう可能性もあります。

 

 

猫は犬と違い、見知らぬ人に助けを求めることも苦手なため、散歩をさせるなら大人になってからにしましょう。

 

 

★病気の予防

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散歩をさせることで、猫が病気や病原体に感染するリスクが高まるため、病気の予防をしておくことも大切です。

 

 

猫のワクチン接種は法律上の義務ではありませんが、外に出すなら3種ワクチン(猫ヘルペスウイルス、猫カリスウイルス、猫パルボウイルス)の他、ノミ、ダニ、フィラリアの予防も行っておくようにしましょう。

 

 

また、他の猫に咬み付かれることで感染する、猫白血病ウイルスのワクチンについては、散歩させる予定であることを伝えた上で、獣医師に相談してください。

 

 

猫白血病ウイルスのワクチンは、副作用で死んでしまう猫もときどきいるため、当サイトでもやみくもにはおすすめできません。

 

 

ですが他の猫と接触する機会がない猫には必要のないワクチンなので、よその猫と接触する可能性が高い場所に住んでいる場合は、残念ですが猫の散歩は控え、猫白血病ウイルスのワクチン接種も回避した方がよいかもしれません。

 

 

★ハーネスに慣れさせておく

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犬は首輪にリードを付けて散歩させますが、猫は首輪ではなくハーネスを装着させます。

 

猫の頭は小さいので、首輪だと頭から抜けてしまうことがあるからです。

 

 

また、ハーネスは首輪よりも体への負担が少なく安全です。

 

ハーネスを購入するときは、猫の体のサイズに合ったものを選びましょう。

 

 

始めて散歩に行くときは、知らない環境に出掛けるので猫も興奮しています。

 

あらかじめ家の中で練習して、ハーネスを装着することに慣れさせておきましょう。

 

 

猫がハーネスを着けても普段通り落ち着いて過ごせるようになり、ハーネスを引っ張っても外れないことを確認したら、いよいよ散歩に行けるようになります。

 

 

散歩コースに適した場所

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猫は騒々しい場所が苦手です。

 

散歩コースには、車や人が少なく、なるべく外猫に遭遇しない場所を選びましょう。

 

猫はもともと、それほど縄張りが広くない動物なので、家の前を少しウロウロする程度でも気分転換になります。

 

 

自宅に庭がある場合は、庭の中を散歩コースにするのも安全度が高いのでおすすめです。

 

ただし、庭に自生している雑草などにも毒性がある植物もあるので、猫が口にしないよう注意しましょう。

 

 

時間帯は猫が活発に活動する時間が理想です。

 

猫の活動時間帯は、飼い主の生活リズムによっても変動しますが、基本的には早朝と夕方に狩りに出掛ける習性があります。

 

 

この時間帯であれば、人や車が少ないメリットもあります。

 

ただし、冬は一番冷え込む時間帯でもあるので、冬の散歩はお休みするか、猫が求めるようなら日中の暖かい時間に散歩させます。

 

 

散歩させたいけれど心配な場合は?

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「猫は外に出たがっているけれど、散歩させるのは心配」と言う場合や、猫の散歩コースに適した場所がない場合は、ベランダで外の雰囲気を楽しませる方法もあります。

 

 

ベランダが開放されていると猫が脱走してしまいますので、ワイヤーネットを設置することで、猫が外に出られないようにしておきます。

 

 

散歩の場所をベランダに限定すれば、車に轢かれる心配がありませんし、外猫に病気を移されることもないので、安全に散歩させられます。

 

猫が登れるように、ベランダに高い場所も作っておくとよいでしょう。

 

 

散歩について、猫本人と相談して決められればベストですが、なかなかそう言うわけにも行きません。

 

飼い主さんが猫の性格や興味、周りの環境などを見て、なるべくベターと思われる判断をしてあげてください。

 

 

動物の飼い方には正解がないこともたくさんあるので、愛猫が最期を迎える日が来たときに、なるべく後悔が少なくて済むであろう選択を重ねるしかありません。

 

ですが、あなたが猫のために精一杯考えて出した結論なら、きっと猫も合格点をくれると思います。

 

 

 

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