猫飼い方

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猫アレルギーでも飼える!実体験を元にその対策と根拠を徹底解説

読了までの目安時間:約 16分

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「猫アレルギーだけど猫が大好きで飼いたい」

 

と言う人もたくさんいますね。

 

 

自己責任ではありますが猫アレルギーの人でも、症状の程度によっては少し手間をかけることで猫を飼うことが可能になります。

 

そこで実体験を元に「アレルゲンを排除する掃除の仕方」をはじめ、「掃除しやすい部屋作りの仕方」などをご紹介します。

 

「アレルゲンが少ない猫の種類」も掲載するので、参考にしてください。

 

 

実はこの記事を書いている私も猫アレルギーと咳喘息と花粉症を患っているので、掃除の仕方と部屋の作りかたについては実際に私が行っている方法を紹介しています。

 

あまり家事が得意なほうではなく、なるべく簡単な方法を編み出しましたので参考にしやすいと思います。

 

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猫アレルギーの原因と症状

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★猫アレルギーの原因

猫アレルギーの原因となる物質は、猫の脂腺から分泌されるセレクトグロビンや、猫の唾液に含まれるリポカリンなど5種の糖タンパクです。

 

それらの物質が猫のフケや抜け毛に付着し空気中に飛び散るので、猫に触らなくても同じ空間にいるだけで症状が出ます。

 

猫の毛繕いも、猫アレルギーの人にとっては全身にアレルゲンを塗りたくっていることになります。

 

 

★猫アレルギーの症状

猫アレルギーの主な症状には、以下のものが挙げられます。

    • 目の充血、皮膚の赤み
    • くしゃみ、鼻水
    • 目、鼻、皮膚、喉の痒み
    • 喉の痛み
    • 喘息のような咳、喘鳴(喘息のように気管支がゼーゼー鳴る)
    • 喘息、呼吸困難

 

 

 

猫アレルギーだと飼うことは出来ないのか?

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アレルギーの症状が軽いものであれば、こまめに掃除をするなどの日常の対策とアレルギーの治療を受けることで猫を飼うことは可能です。

 

ただしアレルギー治療は薬で症状を抑えるなどの対症療法しかなく、根本的に体質を治せるものではありません。

 

重度の花粉症の人を見るとわかりますが、アレルギーの程度によっては薬を飲んでも症状が緩和しない人もいます。

 

海外でのアレルギー治療は、免疫療法による根本的な治療が主流になってきており、効果が出ている人もいますが、日本ではまだ普及していません。

 

 

いろいろなホームページに「アレルギーでも猫を飼える」と書いてありますが、正確には「アレルギーでも猫を飼っても大丈夫な人が多い」と言うことで、絶対に大丈夫と言うことではありません。

 

 

アレルギーは急に症状が重くなる場合もあり、猫の情報を発信している人のほとんどはアレルギーの専門家ではないので、猫を飼うかどうかはあくまで自己責任です。

 

喘息がある人や猫アレルギーで呼吸器系の症状が出る人は、残念ですが猫を飼うのはやめたほうが無難です。

 

最悪の場合は自分が命を落とす可能性もあり、猫を残して飼い主が死んでしまっては猫も困ります。

 

どうしても飼いたい場合は、主治医に相談してみましょう。

 

 

猫アレルギーの対策の仕方

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★アレルゲンが少ない猫を選ぶ

オスよりもメスのほうがアレルゲンの分泌が少ないと言われています。

 

オスも去勢するとアレルゲンの分泌が減ると言われています。

 

猫の種類によってもアレルゲンが多い猫と少ない猫がいます。

 

可能であればアレルゲンが少ない種類の猫を選ぶとよいでしょう。

 

 

アレルゲンが少ない猫の種類は、以下のものが挙げられます。

 

日本では手に入りにくい種類もありますが、一応一通り掲載します。

 

 

・スフィンクス

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体毛が産毛のみなので、毛繕いによるアレルゲンの拡散が少ないです。

 

 

・デボンレックス

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イギリス原産の品種で、大きな耳とスリムな体型が特徴です。

 

他の種類に比べると抜け毛が少ないので、アレルゲンの拡散が少ないです。

 

 

・バリニーズ

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シャムネコの派生種です。

 

長毛種ですが、抜け毛が少ないので猫アレルギーに優しいです。

 

 

・オリエンタルショートヘアー

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シャムネコの一種で短毛です。

 

アレルゲンの糖タンパクが少ないと言われています。

 

 

・ロシアンブルー

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ラベンダーブルーの毛色が特徴的です。

 

短毛で抜け毛も少ない種類です。

 

 

・ベンガル

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ヤマネコとイエネコの交配で生まれた種類です。

 

短毛で抜け毛が少ないです。

 

 

・サイベリアン

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ロシア原産の品種です。

 

長毛種ですが、唾液に含まれる糖タンパクが少ない種類です。

 

 

・コーニッシュレックス

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短い巻き毛が特徴的です。

 

抜け毛が少ないので猫アレルギーに優しい種類です。

 

 

・ジャバニーズ

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非常に希少な種類です。

 

原産国のアメリカでも飼われている数は少なく、日本ではめったに見かけませんが、出会う人もいるかもしれないので一応掲載します。

 

 

★猫を清潔に保つ

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フケや抜け毛がなるべく出ないよう猫を清潔に保つために、毎日ブラッシングします。

 

ブラッシングの際にアレルゲンが浮遊するので、マスクをして作業するのがおすすめです。

 

目の症状が出る人はゴーグルもあるとよいでしょう。

 

可能であればシャンプーもマメにします。

 

できれば子猫のうちから、シャンプーされることに慣れさせておくと猫にストレスがかかりません。

 

 

猫の餌を良質な脂質を含むものに変えるのも、アレルゲンの分泌を抑える効果があります。

 

ただし猫の体調上、より好ましい餌がある場合は猫の体調を優先しましょう。

 

 

★家の中を清潔に保つ

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  • 毎日掃除をする

猫アレルギーの人が猫を飼うときの日常の工夫の仕方は、基本的に喘息や花粉症の人と同じです。

 

毎日こまめに掃除をして、家の中に飛散したアレルゲンを取り除きます。

 

埃もアレルゲンを吸収しやすいので、マメに取り除きます。

 

棚の上やカーテンレールなども埃が溜まりやすいので、掃除機をかける前にハンディモップなどで汚れを払います。

 

家具の隙間なども見落としがちですが、汚れが溜まりやすいので毎日掃除をしましょう。

 

掃除の仕上げに水拭きをしておくと、アレルゲンの浮遊がかなり抑えられます。

 

 

掃除の際は必ずマスクを着用しましょう。

 

皮膚の痒みなどが出る場合は、肌が露出していると掃除をするだけでも症状が出る人もいます。

 

その場合は夏場は少々辛いですが、長袖長ズボンで肌をガードして掃除しましょう。

 

髪の毛がアレルゲンを吸着すると後で痒くなったりするので、髪の毛も毛先までスカーフなどで完全に覆ってしまいます。

 

髪が長い人は普段からきつめに編んでおくと、アレルゲンを吸着しにくくなります。

 

 

しっかり掃除をすることが前提ではありますが、空気清浄器もアレルゲンの除去に効果的です。

 

性能がしっかりしたものを用意しておくと重宝します。

 

 

  • 掃除をしやすい部屋にする

 

上の説明を読んで「毎日の掃除が大変そう…」と思われた方も多いかと思います。

 

ですがいくつかのポイントを抑えた部屋作りをすると、部屋を清潔に保つのが簡単になります。

 

毎日の掃除に時間をかけられない人や掃除が苦手な人は、以下のポイントを抑えて家の中を見直してみてください。

 

    • 部屋のレイアウトは掃除のしやすさを優先に考える
    • 収納はすべて、中に埃が入らない仕様にする
    • 掃除や洗濯が大変になる物は置かない
    • 布製のものはなるべく置かない

 

 

何も考えずに部屋作りをしてしまうと、猫アレルギーの人の場合は掃除が大変になってしまいます。

 

家の中のレイアウトや素材を工夫することで、毎日の掃除がだいぶ簡単になります。

 

まず、シンプルな動線と少ない手順で掃除ができるように、物のレイアウトをスッキリさせます

 

棚類は扉を付けるなど、中に汚れが入らないようにすると棚板を一つ一つ拭かずに済みます。

 

見せる収納も潔くやめましょう。

 

部屋は装飾が少なくシンプルなほど、掃除が簡単です。

 

 

布類はアレルゲンを吸いやすいので、マメな洗濯が必要になります。

 

そこで布類はできる限り排除するほうが掃除が簡単で、症状を抑えることにも繋がります。

 

カーペットやラグは、マメに手入れできなさそうなら撤去します。

 

収納の目隠しはファブリックではなく、すべて木やプラスチックなどの扉に交換しましょう。

 

カーテンや寝具も、家で簡単に洗濯できるものをマメに洗うようにします。

 

コタツもアレルゲンの温床になりやすいので、ないほうがラクです。

 

ぬいぐるみもアレルゲンの塊を飾っているようなものです。

 

子供と猫が使うもの以外は処分しましょう。

 

 

座布団やクッション、ソファーも家で丸洗いできるものをマメに洗濯するか、合皮製などアレルゲンを吸いにくい素材のものに交換します。

 

なくても困らないなら、全部処分してしまいましょう。

 

ですが猫用のものだけは布製のほうが滑らず寝心地もよいので、布製のほうが好まれると思います。

 

猫用のクッションなどは洗い替えを用意して、マメに洗濯しましょう。

 

 

★病院で治療を受ける

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ある程度の症状は、アレルギー用の内服薬や目薬などで緩和できます。

 

今はそれほど症状が酷くなくても、アレルギーのかかりつけ医を見付けておくと症状が急に重くなったときなども適切に対応してもらいやすいので安心です。

 

 

マメな対策ができるなら、猫アレルギーでも大丈夫かも

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いかがでしたか?

 

ここまで読んでいただくとわかりますが、猫アレルギーの人が猫を飼う場合、症状があまり重くないことに加えて「掃除と猫の手入れを面倒臭がらずにできる人であること」が猫を飼えるかどうかの分かれ道になります。

 

不衛生な環境だとアレルゲンを体内に取り込む量が多くなるので、重症化する可能性が高くなります。

 

命に関わる場合もあるので、猫アレルギーで猫を飼いたい人は掃除をしっかりできるかどうかをよく検討しましょう。

 

現在の部屋の環境によっては模様替えをしたほうが早いので、猫を迎えるまでの準備期間も長めに必要になります。

 

アレルギーの治療も面倒がらずに通いましょう。

 

 

 

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