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【猫の避妊・去勢】かかる費用とする時期や術後の変化はどうなる?

読了までの目安時間:約 11分

猫の避妊と去勢の費用と時期・術後変化

 

 

愛猫に避妊・去勢手術を受けさせるときに気になるのが、「いつ受けさせればいいの?」「費用はどのくらい掛かるの?」といったことになるかと思います。

 

 

ここでは猫の避妊・去勢手術を検討している飼い主さんのために、手術の費用と適切な時期についてまとめました。

 

手術前後の注意点、術後の変化と配慮すべきことについてもお伝えします。

 

 

愛猫の避妊・去勢手術を検討しているあなたは、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

猫の避妊・去勢手術の時期と費用

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★メスの避妊手術

メス猫は生後1年以内に、最初の発情期がやって来ます。

 

通常は1~3月頃に発情期が来ますが、例外もあります。

 

メス猫が発情期になると、高く大きな声で鳴き続けたり、腰を高く上げて交尾の体勢を取るようになるので、猫を飼い慣れていない人でもすぐに分かると思います。

 

 

避妊手術に適した時期は色々な説があり、1回目の発情期が来た後がよいとする説や、初めての発情期を迎える前がよいとする説がありますが、生後6~8ヶ月を目安とするのが一般的です。

 

 

卵巣のみを摘出、または卵巣と子宮を摘出しますが、子宮の病気の予防の観点から、子宮も摘出するケースが多いです。

 

 

避妊手術は開腹手術になるため、2~3日の入院が必要となります。

 

費用は2万5千円程度が相場ですが、入院費が別途掛かる場合もあります。

 

 

また、手術後1週間後に抜糸のために再度、来院が必要になります。

 

その際も再診料や処置料が掛かります。

 

 

費用については動物病院によっても異なるので、正確に知りたい場合は手術を依頼する動物病院に問い合わせてみましょう。

 

 

★オスの去勢手術

スプレー行為をなくしたい場合は、初めての発情期を迎える前に去勢します。

 

一度スプレー行為を覚えると、去勢しても癖が抜けなくなってしまう猫もいるからです。

 

 

また、交尾経験があるオス猫の場合、去勢した後も交尾をしようとすることがあります。

 

繁殖能力はなくなっているので子猫が生まれることはありませんが、行為自体も残さないようにしたい場合は、最初の繁殖行動を始める前に手術をします。

 

 

去勢手術を行う時期は、生後6~10ヶ月が目安です。

 

メスの避妊手術と違い、睾丸を切除するだけなので日帰りが基本です。

 

1泊程度、入院が必要になる場合もあります。

 

費用は1万5千円~2万円程度が相場です。

 

 

去勢手術も術後1週間くらい経ったら、抜糸のために再度来院するので、再診料と処置料も必要になります。

 

 

★自治体によっては助成金がもらえる場合も

お住まいの自治体によっては、猫の避妊・去勢手術に対して補助制度が設けられており、手術費用のための助成金がもらえる場合があります。

 

 

助成金を受け取るための条件や金額は自治体によって、かなり違いがあります。

 

詳しくは自治体のホームページやパンフレットを見るか、電話で問い合わせてみましょう。

 

 

避妊・去勢手術を受けるときの注意点

注意すること

 

 

★手術前の注意点

    • 猫の体調がよいときに行う

     

    避妊・去勢手術は全身麻酔を必要とするため、体力が落ちているときはリスクが高くなります。

     

    手術は猫の体調がよいときに受けさせるようにしましょう。

     

     

    • ワクチン接種を受けておく

     

    最後のワクチン接種日から起算して、ワクチンの有効期限が過ぎていると、手術を受けられないことがあります。

     

    あらかじめワクチン接種を済ませておきましょう。

     

     

    ワクチン接種後に一時的に体調を崩すこともあるので、獣医師と相談の上、手術までの日数に余裕を持って接種します。

     

     

    • 手術前は絶食させる

     

    動物病院によっても多少異なりますが、手術前は12~18時間程度の絶食が必要になります。

     

    また、手術当日は水を飲ませることも控えます。

     

     

    これは、手術中の吐き戻しを防止するためです。

     

    手術は全身麻酔をかけるので、胃の中に内容物が入っていると、無意識に吐いてしまい、喉を詰まらせる恐れがあるからです。

     

     

    お腹を空かせて可哀想ですが、猫の安全のために必ず守りましょう。

     

    具体的な絶食時間などの注意点は、手術を依頼する動物病院に指示を仰ぎます。

 

 

★手術後の注意点

    • 術後半日は絶食させる

     

    メスの場合は入院になるので心配ありませんが、オスは日帰り手術なので、術後半日は絶食させるよう飼い主が気を付けます。

     

     

    これは、全身麻酔から覚めた後も、消化器官が正常に機能するまでしばらく時間が掛かるためです。

     

    消化器官が充分に動き出さないうちに餌を食べさせてしまうと、吐き戻すことがあり、無駄に体力を消耗させてしまいます。

     

    吐いたもので喉を詰まらせる危険もあるので、注意しましょう。

     

     

    • 傷口の管理

     

    病院から帰って数日間は、傷口が開くのを避けるため、激しい運動はなるべく控えさせます

     

    もし、縫合した糸が外れたり、猫が傷口を舐めてただれたり、傷口が開いてしまった場合は、すぐに動物病院に連絡します。

     

     

    診察時間外に傷口が開いてしまうこともあるので、緊急の場合にどうしたらよいかも獣医師に確認しておきましょう。

     

     

    メスは傷口を舐めないよう、エリザベスカラーと腹帯を装着した状態で帰されます。

     

    自宅で外れてしまったり、傷口の様子を見るために外すこともありますが、慣れていないと付け直せなくなってしまうことがあります。

     

     

    退院するときに、エリザベスカラーと腹帯の付け方も、獣医さんに教わっておきましょう。

     

     

    • 食欲

     

    退院後1~2日くらいは、食欲が安定しないことがあります。

     

    もし3日以上経っても食欲が安定しないようなら、早めに動物病院で診てもらいましょう。

     

    また、24時間まったく餌を食べようとしない場合は、速やかに動物病院を受診します。

     

     

    • 尿・便の様子

     

    術後に服用させる抗生物質などの影響で、下痢や便秘をすることがあります。

     

    下痢や便秘が長く続いたり、猫が体力を消耗しているようなら、動物病院を受診しましょう。

     

     

    • 薬を飲ませる

     

    退院時に、抗生物質や抗炎症剤などの飲み薬を処方されることがあります。

     

    その場合は薬の飲ませ方のコツを獣医師に教わっておきましょう。

     

     

    「粉薬を飲ませるのが苦手」など薬の形状に対して不安や希望がある場合は、事前に伝えておきます。

 

 

術後の変化

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避妊・去勢手術後は、猫が太りやすくなります。

 

太りすぎによる糖尿病も発症しやすくなるので、手術を受けた猫はきちんと食事管理をして育てることが大切です。

 

 

また、避妊・去勢手術を受けた猫は、甘えん坊な性格になりやすいです。

 

特に、オスはもともと甘えん坊な気質の猫が多く、術後の性格の変化も強く出る傾向があります。

 

成猫でも心は子猫に戻っているので、淋しい思いをさせないよう、充分に甘えさせてあげましょう。

 

 

 

 

避妊・去勢・出産・老化について

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